昨日娘は退院してまいりました。
そんな中、娘が、
「私、学校でも病院でもこの先ずっと、どこかに
行く度に、そこの人達に嫌がらせみたいなこと
受けなければならないの?」
そんなことはないのだが、
私が思うに、大人がうやむやにしているのを
良しとしていたり、どうしてそうなるのか?の
ような根拠を聞かれると、答え難いような、
その場合、殆どが根拠もないが、慣習だから
だとか、仕事が増えるのが面倒だからのような
理由から、答える前に阻害されるのだろうと思う。
誠に勝手な理由でウザがられるのであるから、
子供がそのように感じるのは、至極当然のことである。
そんな中、一人の医師と出会いが御座いました。
正直、お互いの第一印象は、決して良いものでは
なかったのかも分かりません。
何せ、あくまでも発達・心理といえど、小児科だし、
(変な質問をした医師ではなく、医長)
その医師は、最初はいわゆる
神経質な母と、落ち着きの無い子のような
典型的な、ADHDの親子のようにうつったのだと思う。
しかしである、心理検査、脳波、MRIなどなど、ありと
あらゆる検査、さらには、今回の学校問題、
子供の主張を認めて下さり、結果・・・・・・・
「あのね、この子普通の学校じゃうまくいかないよ。
誤解されやすいんだと思う。
かといって、支援学級適応ではないし・・・。
心理やその他のテストの結果も平均以上だし、
ここは、お母さんどんな方向性にするか考え時ですよ。」
私の考えは、高卒認定や海外の学校の小・中の卒業資格を
考えておりますのは、変わり御座いませんので、そのように
説明しましたら、
「もし、今後教育委員会やら児童相談所などから
虐待などの調査、嫌がらせがきたら、いくらでも診断書書くから、
この子は、今の状態が、情緒的にも学習面でも一番いい状態で、
通常の義務教育の枠に入れる事は、娘さんの心理的負担が
大きく、医師として反対する。ってね。」
私が、何故娘を入院させたかというと、私自身が中学時代、
とある小児科の先生に救われて、長期入院の子供のための
院内学級に、1年通学させてもらった経験があったからなのです。
もしかしたら、娘も通えるかもしれないってね。
院内学級というと、皆それぞれ病気の子供たちです。
ネフローゼや喘息、1型の糖尿病、白血病、色んな子供達がいました。
ですが、共通しているのは、皆、病気を抱えているので、
相手を思いやる気持ちが普通の学校よりはるかに強いこと。
いまだに、当時の同級生や先生と連絡をとって、
集まりもあります。
当時、私を通学させるのに、私の主治医は大変な苦労をしたと
思います。看護師を説得し、院内学級の先生を説得し、
私のフォローもして・・・・。そんなこと全然気がつかなくて、
先生には、随分迷惑をかけたと、今さらながら反省してます。
結果、娘は都の方針で通級は認められなかったけど、
今回の入院で、親でありながら娘の事、客観的な数値や
結果を知ることが出来て、娘との関わりは基本的に
変わらないけど、どうして?そのような結論になるのか?
(算数では、計算の過程を端折って、頭で計算して答えを書くため。)
すごく疑問だったり、こんな難しい問題を解けるのに、
何で、これがわからないんだろう?とか、少々私も困っていた事が、
テストで、娘の問題の組み立て方、考え方のパターンを知ることが
出来て、とても実りのあるものでもありました。
まだまだ、これから山アリ谷アリなのでしょうが、
娘が、退院後開口一番に言ったことは、
カレーライスが食べたいで御座いました。
昨夜は、子供のためにカレーを食べて、娘の大好きな
ユリの花を買って、部屋に飾りました。
今朝もとってもいい香りを漂わせております。