私が考えるほど、事は単純ではないのだけれど、最近の傾向として、


こんな事をしたら(言ったら)こうなるであろう・・・とかいう想像力や分析力のなさ、

すなわち、考えることや知識を得ようととすること、気づかないこと・・・・

そんな人が、増えたように感じる。


考える事は、○○評論家が代わって耳ざわりのいいことをテレビなどで言うし、

ある単語やキーワードを繰り返し見聞きすることによって、

記憶の刷り込みが完了し、最初は、多少疑問に思うような事であっても

だんだんと、そうではないような錯覚をし、最終的には、一方的な声の大きさで、

あたかもその刷り込みが、正義や一般論としての風潮に変化する。

考えないとは、さも恐ろしい事よ・・・と思う今日この頃である。


普通に考えて、ありえない事を何故テレビや雑誌は垂れ流すのか理解できない。


時折、庶民派○○・・・国民的○○・・・主婦の代表・・・サラリーマンの星とか見聞きするが、

どれをとっても殆どと言っていいほど、そのキャッチフレーズからは、かけ離れているのだ。


主婦の代表・・とか呼ばれる某とか某などは、数億円十数億円の豪邸に住んでいる。

それは、別にいいんだ。だって、うまいこと頑張って建てた家だもの

もっと自慢しろ!と思うくらいだ。だけどね、最初は、庶民派だの主婦の代表だの名乗って

そこからスタートしたのだろうけど、庶民や主婦は、数億円の豪邸は立てられないし、

高級外車にも乗らないのだ。もうね、この時点で、庶民の・・主婦の・・は、誰かに譲って、

その売り方で、自分を売るのはとても見苦しい・・・もうそろそろお辞めなさい。


日本人は、他人の苦労話やサクセスストーリーが大好きだ、

そんな方は、庶民だった頃、普通の主婦だったころからこんなにのし上がった・・・という

本でも書きなはれ。もう一稼ぎはできるだろう。

ついでに、広告に幸せのライス○ャームだの

お札を財布に入れたら宝くじに万馬券が当たり、

お金のお風呂にホストと一緒にピース写真を撮ったのを載せれば、

まだまだ釣れるかもしれない・・・・。

主婦に限らず、よく、ダイアモンド社などで売られるたぐいの

リーマン向けのノウハウ本も主婦向けのソレもレベル的には、みんな一緒・・・。


これは、すべての事柄に共通するのだ。バカは騙されやすい。

バカを騙すのは簡単である。それは、政治もそうだし、医療もそうなのだ。


似非科学は、その極致である。そして、LG商法もしかりだ。

普通の人は、よくねずみ講に引っかかってなどバカにするが、

政府のねずみ講の円天年金問題は、マスコミも同様にもっともっと突っ込めばいいのだが、

結果は、ご覧の通りである。


自分の知識と、検索能力、取捨選択能力があってニュースは、はじめて情報となるのだ。

だから、棒に布切れを輪ゴムに巻いたものに関心したり、マネートレードで何億・・・とか

そんな本を読んで関心する前に、自分の足元とまわりをよーく見た方がいい。


自分達の所属する、会社、学校、公共機関・・・・これが、今のどーしようもないコト

巻末だということを感じる事ができるのは、高額所得で、優遇される一部企業や政治家や個人ではなく、

庶民派の私達だとおもうのだが・・・・。