最近というか、以前からなのですが、マスコミの偏重報道や主観報道なんか
見聞きするのもここ数年は、腹の立つことが多いのだ。
誤解してもらいたくないが、最近話題の死刑廃止や少年法改正やらなんちゃらございますが、そんな思想や思い入れは、正直ないのです。といいますか、私は法律家でも何でも御座いませんので、あくまでも素人というか、一般人の立場からの見解になります。 よく、とある犯罪が起き容疑者が捕まったとします。
ニュースではよく、
犯人の○○は、取調べの前後に出された弁当をペロリとたいらげ、取調べにも素直に応じているが、肝心の場面では黙秘するという状況が続き、
全容解明にはまだまだ時間が掛かりそうです。
などという報道を1度や2度聞いたことがあるのではないのだろうか?
私は、こういう報道の仕方がとっても気に入らないのですよ。
そもそも食べなければ人は、生きていけません。弁当をペロリとたいらげようが、
ガツガツたいらげようが、どーでもいいし、このペロリという表現に悪意を感じる。
メシも喉を通らないくらい反省しているとは、逆の表現で、印象的には、
「こんな重罪を犯しておきながらよく、メシが食えるよ」の表現に聞こえてしまうからだ。さらに、肝心の場面では黙秘する・・・これは、容疑者にとって当然の権利である。そして、この報道は、早く自供しろ、こんな重罪犯しながらふざけるなと言った
市民感情を煽るように聞こえるのである。
しかも、起こってしまった犯罪というよりは、ネタとしては、ワイドショーと同じ内容なニュースである。しかも不思議なのは、警察は本来捜査・取調べ状況は、被害家族であっても明かされることはないのだが、まだ、自供しないだの弁当をぺろりと食べただの何で警察は喋るのだ?容疑者は、裁判で刑が確定してなければ、あくまでも容疑者なのである。冤罪だって少なからず存在するのである。
そして最近の光市の報道ですが、被害者の家族の本村さんなどは、怒って当然ですし、少年に死刑を求める感情も痛いほど理解できます。
そして、私の家族が同様の被害に遭ったとしたらと考えますと、本村さんと同じだけの力を発揮できるかわかりませんが、同様の行動をとると思うのです。
私が、凄く嫌だなコイツ、と思うのは、橋下弁護士なんですよ、そして、それに安易に乗っかって、懲戒請求するやからなんです。
「みんなで懲戒請求して下さい。」の放送も観ましたが、橋下本人は懲戒請求しているわけではないのです。
この犯罪は、許せないし本当に酷い裁判だと客観的に思います。
私は、そんな酷い裁判や弁護士を許せないという感情を理解していないのではなく、
橋下自身、常日頃その矛盾のために活動していたり、法改正のために働きかけたりしているわけでもなく、企業弁護士というのと、タレント弁護士というスタンスで活動しているのです。ですから場当たり的な「皆で懲戒請求して下さい。」でも自分は、しないよ忙しくて、という姿勢に非常に疑問を感じるのです。
色々な掲示板でも犯人の元少年の死刑を望む声が多いのも理解できます。
私も被害者家族であれば、確実に死刑を望むと思います。
ですが、この犯罪に限ったことではなく、もっと小さないざこざであったとしても
報道の仕方や力関係、人数の大小によって、当事者感情を煽ったり、さして自分らは清潔な存在でもないのに、他者に対しては、究極の清潔さを求めるような、そんな誠に、下品な人達の多さに嫌気がさしてくるのです。
言い換えれば、モンスターペアレントにしろ、不登校にしろ、報道などを鵜呑みにして
語るならば、上記のような事が起きた場合、確実にとんでもない事が、被害者を苦しめる結果になる可能性が、とても恐ろしく感じます。