1年間の終わりに子ども達も楽しみにしているお楽しみ会を開催しました。
幼児は、ルーティンを崩さないために、自由遊びを少し行ってから、ゲームに入りました。
幼児さんも放課後デイも同じゲームをしました。
まずは、面が、表が黒、裏が白になっている直径20㎝ぐらいの円形の札を16枚用意し、その札を交互に色分けし置いておきます。お互いに8枚づつになっている札を自分のチームの色札にひっくり返す、単純なゲームです。
白チームと黒チームに分かれ、1対1や2対2の対抗戦を行いました。
単純なルールなので、幼児さんにも理解できて、なかなかの熱戦しなりました。
幼児さんでは、勝ち負けにこだわるあまり、泣き出すお子様もいました。何回やっても自分のチームの色札をひっくり返されてしまうので、からだで押さえ込むという荒技を繰り出す幼児さんもいました。
小学生では、普段のんびりしているのに、このゲームではすごい速さで動き、先生方を驚かす場面もありました。
次のゲームは小学生だけがやりました。じゃんけんで勝ったら、袋の中のカレー材料が入っている絵札を抜き、違う種類の札(肉、米、にんじん、ジャガイモ、カレールー)を全部集めたら勝ちになるゲームです。
じゃんけんの運が大きく左右してしまいますし、じゃんけんで勝っても同じ絵札を引いてしまったら無効になります。
チームの皆が連続してじゃんけんに負けるという場面もありましたが、みんな、めげずにチームを応援していました。気持ちが解け合って一つになっている子ども達の姿がありました。
最後のゲームは「人間間違い探し」です。これは幼児さんも行いました。
前に立っている人が、どこか一つ変えて、それを当てるゲームです。
幼児さんには、少し難しいと思いましたが、けっこうみんな探し当てることができたので、注意力と短期記憶の練習になりました。
小学生では、前に出るのを、子ども達がやり、先生が変化した所を当てるという事もやりました。
自分で、「なにを変える」かの案が出てこないお子様もいました。普段から「自己決定」の生活をしていないと難しいですね。「指示待ち」では自立につながりません。自分で決めて動く事が大切です。
思いっ切りからだや頭や、大笑いした後は、お待ちかねの「クレープ」を食べました。
あらかじめ、クレープ生地は焼いておきました。
今回はトッピングに果物(イチゴとバナナ)を用意しました。
チョコクリームと生クリーム、チョコスプレーなど、全部のせると、ゴージャスなクレープになりました。
口の回りにチョコクリームをつけて、美味しそうにほおばっていました。みんなあっという間に食べていました。
「またクレープやって欲しい」というお願いもありましたので、どこかの機会にやりたいと思います。食育は大事ですね。
食後に、この日のために、2月のお教室の様子でご紹介した、小学生はレジンのキーフオルダーで、幼児さんはプラ板のキーフオルダーを手渡しました。自分で作った作品を大事そうに見ていました。小さい作品ですが、気持ちが入った作品ですね。
最後にハンドベルの演奏を保護者の皆様に聞いてもらいました。
今年度は、コロナや、インフルエンザ、溶連菌、胃腸炎、などの感染症が切れる事無く流行して、お休みが多かった1年でした。メンバーがなかなかそろわず、練習ができない日も多かったです。全員がそろっての練習は数回でした。発表を断念しようと思った時もありましたが、少しずつでも継続してきたことを大事にするために、結果を恐れず発表する事にしました。
本番という物が与える力は大きいと、あらためて感じました。どの曜日も本番が一番上手に演奏できました。態度も、普段はデレーとしているお子様もピシとして、お母様やお父様に「かっこいい」所をみてもらいたいんですね。
幼児「ちょうちょ」「キラキラ星」
楽譜を一生懸命追っていく姿や、一つ一つたしかめながらハンドベルをたたいている姿はかわいらしいかったです。いくつもの音をたたいてくれたお子様もいました。一人一人が頑張ってくれました。
小学生 1年から4年「さんぽ」「大きな古時計」
「さんぽ」は以前も演奏していますので、余裕がありました。「大きな古時計」は一気に音が増えました。流れが止まらないように、みんな必死で楽譜を見て演奏しました。練習では間違えてしまう所が多かったですが、本番はどの曜日も一番上手に演奏できました。
緊張でおわった後、泣いてしまうお子様や、思わず「緊張した」と安堵の表情を見せていたお子様もいました。指し棒で音符を追っている私も、みんなに良い演奏をしてもらいたいと思いかなり緊張していましたから、子ども達と気持ちは一緒でした。
5,6年生は、「パプリカ」と「花は咲く」を演奏しました。
こちらも、さらにグレードがアップしています。
練習し始めた時は、音もと切れト切れで、メロディーラインが聞こえてこない時もありました。色音符の色も高いレ、低いレ、♯のレなど、同じレでも、微妙に色が違うので、その判断も難しく、みんな苦労していました。
それでも、子ども達はすごいです。いつのまにか、メロディーを奏でるようになってきました。お休みした所に先生が代行で入っても難しく、子ども達のスキル向上を身をもってしらされました。
自由遊びの時間を少し削っての練習でしたが、みんな文句を言わずについてきてくれました。曲目を決めたのは、夏休み前でした。東日本大地震の復興ソングの「花は咲く」を選びましたが、令和6年の1月1日に能登半島大地震が起きて、私の中では光景が重なり、気持ちが被災された皆さんに届けという思いで指導させていただきました。
子ども達の中から「歌も歌いたい」という声が上がったので、初めてハンドベルと歌という組み立てにしました。ハンドベルをたたきながら、自然と歌を口ずさむお子様もいて、感性を感じました。音楽はいいですね。
本番は、本当に緊張しました。それぐらい難しかったです。しかし、演奏する態度を含め、気持ちのこもった発表になりました。本番を経験させることの意義もおおきいです。
演奏がおわった後の温かい表情の保護者様のお顔をみたら、わたしも声が詰まってしまいました。子ども達のおかげで感動を届けられ、共有できた事に感謝いたします。
5,6年生の演奏は5月の保護者会で録画した中から、一部を抜粋してお聞かせしたいと思っておりますので、楽しみにして下さい。
また、お忙しい中、子ども達のために、いつも送迎していただきありがとうございます。
Kodomo鶴見で、お子様達の成長に少しでも多く、そして、いろんな経験を積み上げて、人としての幅を広げられるお手伝いを、今後もして行けるように、スタッフ一同頑張っていきますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。
発達支援室Kodomo鶴見東口児童発達管理責任者