第1週 (バレンタイン制作)
今年は2枚の色違いのフエルトを使い、ハートの小物入れを織り上げ、その中にチョコレートを入れて、リボンをつける作品にしました。
フエルトを織り込むのは、幼児さんは難しいので先生と一緒に行いましたが、小学生は、一人でできたお子様もけっこういました。頭の中に交互に織り込んでいくイメージが入っていないと編み込んでいくのが難しいです。想像力が大切です。好きな色のリボンをつけ、可愛いハートのギフトが出来上がると、みんな、とても喜んでいました。
この回では、リボン結びが難しく、多くのお子様ができなかったです。出来たのは数名でした。手先の器用さと、いくつか工程があるので順番にクリアしていかないと蝶々結びになりませんね。今後はリボン結びや、固結びの練習を繰り返し取り入れていかなくてはいけないと思いました。
第2週~第3週(小学生、レジンキーホルダー・ 幼児、プラ板キーホルダー)
幼児のプラ板は2回目目の取り組みになります。自由にデザインを描くのは難しいので、幼児さんに人気のキャラクターのデザインを用意しておきました。今年は、「推しの子」が新入りです。デザインをプラ板に描き写し、色をつけますが、どのお子様も多色塗りをしていたのが印象的でした。色の概念が広がってきたという事ですね。
放課後デイでは、初めてのレジンです。型にレジン液を平らに流し込むのが難しいのと、半分まで流し込み、光をあてて固めて、その上に好きなビーズをのせて、再びレジン液を流して固めるという工程です。低学年はレジン液の流しこみは先生が行いました。
5,6年生はすべての工程を自分で行ったので、時間や手間が大夫かかりました。小さい型の細部まで、ムラなくレジン液を流し込むのに気を使いました。どのお子様も装飾のビーズを沢山入れようとして、苦戦していましたが、「少なく入れて、透明の所を残したほうが、固まった時透き通って綺麗だよ」とアドバイスすると、一転じて、入れたビーズの取り出しをしていました。ついつい多くいれがちで、入れすぎたビーズの取り出し作業は、手先の巧緻性の練習になりました。固めて完成した作品までは、みんな見ていないのでお楽しみ会で手渡されるのを心待ちにしていることでしょう。
また、小学生は2週間後に行う、おひな様のお人形作りの下準備で、紙粘土を丸めて胴体と頭のパーツ作りもしました。白い粘土を丸く形よく作るだけでしたが、綺麗な丸にするのは難しい作業でした。それぞれがどんなおひな様をイメージして作業でしてくれたでしょうか?楽しみです。イメージをふくらます事が苦手なお子様が多いので、多いに刺激したい所です。
第4週 (お雛様制作)
幼児さんの材料はお花紙です。青、水色、緑、ピンク、赤、黄色の中から2色選びました。
5,6枚重ねた紙を交互に折り込み、中心を縛って束にし、重なっているお花紙を1枚1枚立てていきます。それが、お人形の身体になります。紙が途中で切れてしまっても「気にしない、気にしない」といいながら、子ども達にやってもらいました。以外に華やかな胴体になりました。半円に広がったお花紙にお顔をつけてもらいました。顔のパーツは用意しておいたので、全員同じ形ですが、目や口を一人一人が書きいれると、それぞれが個性をもったおひな様に仕上がりました。みんな、嬉しそうに持って帰ってくれました。
小学生(1年生から4年生、紙粘土のおひな様)
先週、すでに胴体と顔のパーツ作って固めておきすっかり乾いていましたので、入室してすぐに、胴体に色付けをしました(衣装)赤、緑、青、ピンクの中から好きな色を選びました。いつもは作業中におしゃべりが多いですが、筆を使って真剣な顔で塗っている姿はちびっ子人形師のようでした。
乾いたら、次は、人形の顔に目と口をかきました。この作業が一番神経を使い、集中力がためされました。
つまようじを芯にして、頭と、胴体をボンドで接着すると、立派なおひな様になりました。最後に細かい手作業です。指先を使って、衣装に模様の金のシールや、お姫様に扇、お内裏様にしゃくを持たせて完成です。
紙粘土で作った、おひな様は、私たちが想像していたよりも、完成度が高く、かわいらしく存在感がある作品になりました。男の子も女の子も一生懸命作ってくれました。
人形が苦手なお子様も「お母さんのために作る」と言って、頑張って色塗りから作業することができました。前進ですね。先生達からたくさんほめてもらいました。
牛乳パックをひな壇に見立てて飾り、持ち帰る時は牛乳パックの中に入れて、保管箱となるように工夫しました。お家でパックから出して見てくれた時に「ほっこり」した気持ちになってくれたらと思います。
5,6年生(おひな様についての調べ物学習)
パソコンを使っての調べの調べ物学習を行いました。35分という短い時間の中ですべてを行いました。
テーマ 1,おひな様の歴史・由来
2,おひな様の種類と飾り方
3,日本のひな祭りについて
係分担 パソコン操作する人、 書記、 発表者
班のメンバーは、こちらで決めておきましたが、2分以内に役割分担を決め、20分でパソコンを使い調べ、箇条書きにまとめ、最後に1班ずつ代表者が2分以内で発表しました。
限られた時間の中で、テーマを絞り、書かれている文の要点をまとめる作業も大変だったと思いますが、みんなで、読み合いながら、内容を絞って行く姿も見られました。
最後の発表も、前に出て、はっきりした口調で話すことができ、立派でした。
5,6年生だけのクラスを作ったことで、レベルの高い課題ができたと思います。このクラスの最初のスタート時では、もたついて時間がかかったと思います。1年間の積み上げがもたらした成果だと思いました。
時には些細な事で言い合う時もありますが、お互いを思いやり、仲良く遊ぶ姿を見て居るのが幸せです。あるがままの中で、沢山経験し、感じて、考えて、心も体も成長していって欲しいと思います。
Kodomo鶴見東口教室
児童発達管理責任者