放課後デイサービス 外出支援(しながわ水族館)7月24日~29日
夏休み入ってすぐ、猛暑の中、しながわ水族館に行きました。
2週間前に遠足のしおりを見ながら、事前指導を行っています。
タイムスケジュールや、一緒に行動するお友達の確認、持ち物、遠足の目的や、自分が一番観察したい魚などをしおりに記入しておきました。
事前指導は大切です。その日の行動をイメージしておいて、当日を迎えることは本人はもちろん、送り出す保護者様の不安材料の軽減につながります。事前指導の時から、しっかりお話しが聞けるかどうか一人一人見ています。
当日は、連日38度の猛暑になりましたので、急遽予定を変更しました。昼食を水族館に隣接する公園で食べる予定でしたが、お教室で食べる事にしたので、集合場所の京急鶴見駅で送ってくださった保護者の方々にお伝えすると、この日は熱中症警戒アラートも出ていたので、どうするのか心配されていたようで、予定の変更はみな様、一応に安堵されていたようでした
案の定、電車の中では元気一杯でしたが、大森海岸駅から水族館までの、そんなに遠くないはずの距離を歩いただけでけっこうきつく、水族館に着いた時は、かなり体力が消耗していました。
館内は、夏休みで混雑していました。しかし、屋内ですので涼しく、水の中を泳いでいる魚たちに、さらに涼感が倍増されて子供達も元気が回復しました。
それぞれが決めた魚たちを観察して、メモをとる事をしっかりやっていました。このメモが、翌週の遠足の振り返りで感想文を書くのに役立ちます。
イルカショーは素晴らしかったです。3頭のイルカが次々と水しぶきを上げて高くジャンプするのを見て、歓声や拍手が止まらなかったです。こどもたちも「すごい」と言って、立ち上がったり、飛び跳ねたりと、身体いっぱい喜びを表現していました。
本物を見る、触れさせる、体験する事以上に感動を与えられるものはないなと改めて思いました。
帰り道も炎天下の中、駅までの道が遠かったです。駅に着いた時はみんなかなりバテバテでしたので、用意してきた、氷タオルを配り、首を冷やしました。「気持ちいい。冷たい」と言いながら冷やしていました。普通列車に乗ったので、すいていました。全員が座ることが出来て、のんびりと京急鶴見駅まで戻ってきました。
1時頃お教室に着き、さすがにみんなお腹がすいて、我先にと、手を洗ってお母さんが作ってくれたお弁当を美味しそうに食べました。
ゆっくりとお弁当や持参のおやつ食べてから、本を読んだりして静かに過ごし、お迎えにきてくださった保護者様にお引渡しして、無事に外出支援が終了し、ホットしました。
夏の外出は新1年生にとっては初めての経験になります。普段の様子を知っていても、外出となると、時間も長くなり、社会資源の利用や、マナーなど、いろいろな面で心配される事が多いです。行ってみないとわからない事がたくさんありますが、経験していかないと積み上げていけません。安全を十分考慮して準備をし、外出支援のカリキュラムを行っています。
外出では、お兄さんやお姉さんが、小さい子のお世話をしてくれる姿をたくさんみます。学年を超えて、曜日を超えて、お友達と知り合い交流ができます。
今回も、道路や館内で、手を引いて一緒に歩いている子供達の姿を見る事ができましたし、共に行動をしているお友達の姿が見えないと気にして、先生に言いにきてくれるお子様もいて、それぞれが、責任を持った行動をしてくれました。高学年になればなるほど、たくましい姿をみる場面が増えているのが嬉しく、成長を感じます。ここでの経験がまた、次の外出につながります。
翌週、遠足の感想文を書きました。メモを見て、自分の言葉で書くことが出来ていました。まだ、そんなに長い文は書けませんが、書き方の勉強です。実際に体験してきたことや見てきたことですので、感想文としては、一番書きやすい形になります。
文を書くことが苦手なお子様が多いので、これも練習です。自分の気持ちを振り返って書けるようになって欲しいので、気持ちの所は、先生がアドバイスをして引き出すようにしています。
Kodomo鶴見東口では、文章を書く事に力を入れています。学習時間に、イベントや、季節の行事の後は感想文を書くことが多いです。書く事が面倒だったり、気持ちを考察するのが難しいので繰り返しが必要になります。最初は、感想文は「イヤだ」と言っていた子も今では、ほとんどのお子様が、感想文の紙を配られても、すぐにスラスラと書けるようになってきました。お兄さんたちがすらすらと書く姿を見ると、1年生も自然とその姿を真似していくのが不思議です。これは縦割りクラスの良い所です。
夏の外出支援も無事に終了して次のステップに入ることができます。この後も、季節の行事やハンドべル、運動など、いろんな企画を考えています。準備が大切です。一つ一つ工夫して、楽しめる時間になるように頑張っていきます。
Kodomo鶴見東口 児童発達管理責任者






