10月のお教室の様子

 10月はハロウィーン一色の月です。マスクや衣装、壁面を飾るお菓子の家を制作しています。

 

児童発達は、パーティーで身に着ける衣装と、お教室のデコレーションの飾りを作りました。衣装は毎年、色つきのビニール袋を使って作っています。今年は男の子はマント女の子はスモックにしました。黒、オレンジ、赤、緑、ピンク、好きな色を選んでシールや毛糸、リボン、などを貼って飾りました。出来あがった衣装をすぐに身に着けて喜んでいました。

お飾りは、秋の収穫されるお野菜をイメージした色を合わせて、色紙をジャバラのように交互に折りたたんで広げ、端と端を張り付けて円に広げました。そこに、目や口をつけると、とてもユニークな飾りが出来上がりました。ジャバラに折りたたむのは、幼児さんには、ちょっと難しかったようですが、みんな、自分でやる、という強い気持ちがありました。

 

 

 

 放課後デイは、マスクとお菓子の家のパーツを作りました。

マスクは、デザインと色画用紙を選んで、型紙を画用紙に写す所からやりました。型紙を片手で押さえながらの作業は難しいお子様もいますが、何回かやっていますので、みんな上手になってきました。今回はさらに、目の部分をカッターでくりぬくという作業も入りました。「自分でやりたい」というお子様には、側で付き添いながらやってもらいました。危なっかしい手つきではらはらしながらも、どうにか切り取れたお子様や、なれた手つきで、紙を回しながら切り抜いているお子様もいました。何事も経験です。練習を積み重ねながら、上手になっていきます。当日は、作ったマスクを身に着けて、お菓子を探しあてることになります。

 家作りは、分担された部分を曜日ごとに作成しています。ショートケーキや、ソフトクリームお菓子がデコレートされた壁や屋根の部分を作っています。組み立てて、全体が見られるのは、来週のハロウィーンパーティー当日になります。

 段ボールに色模造紙を貼ったり、装飾を作ったりと、手分けして、作業を行いました。組み立てた時にどんな家になるのかを楽しみに和気あいあいと作業をしていました。

 

 

制作の合間に、曜日対抗紙タワー作りのカリキュラムを行いました。

 コピー用紙を丸めて、高く積む競争です

話会いから子供たちだけで進めていきました。台本もなく、決めなければいけない事のみを伝えて、議題にそって話し合いを進めるのを、先生達は見守りました。(役割分担、どんな積み方をするか、作業の手順)話し合いの時間と、組み立ての時間の制限時間は、それぞれ5分ずつという中で1回目が終わりました。1回目のトライアルを終わって、反省と、改善点を考えました。ここで、少しのヒントと、「こんな風に積むといいよ」のお手本を示し、2回目の話し合いと組み立て挑みました。どの曜日も、2回目の方が高く積むことができていました。

話会いも以前行った時より、はるかに上手になっていました。進行係の意見引き出し方や、まとめ方子供たちからの積極的な意見も出ていました。

土曜日の1,2年生しかいない曜日でも、話し合いができました。前向きな意見や、お友達への的確なアドバイス、それを素直に聞くことができるチームワークと、時間の無駄使いをしない連携のとれた動きなど、すべてに成長を感じる場面となりました。最終的には、なんと、土曜日が1番という結果になりました。

 

 

10月22日(土曜日)

 ハロウィーンパーティーの準備 お菓子の家作り(先生達)

土曜日の療育終了後にスタッフ全員で組み立てと飾り付けを行いました。

今年も、スタッフの一人が設計と下書きをかいてくれました。彼女の気持ちとしては、コロナで思う通りにいかない事が多いので、お菓子の家を作って、楽しい気持ちになって欲しいという思いで設計してくれました。その図面とにらめっこして組み立てました。

今回は、前回の反省点を活かして、でんぷんのりを使わず、スティックのりと両面テープを使用したので、段ボールの反り返りを防ぐ事ができまっすぐ貼り合わせることができました。

 各曜日で作ってくれた家のパーツはパズルのように組み合わさっていきました。形ができてくると、大人も楽しくて、わくわくしてきました。

パステルカラーのかわいらしい家の壁に、キャンディーや、ドーナツマカロンが貼られて、華やかになりました。

大きなショートケーキには、火のともったろうそくがつけられ、吹き消したくなるようです。

ソフトクリームは、クリームがあふれ出そうです。

壁の全面にお菓子の家はそびえ立ちました。中央にkodomo鶴見東口のロゴが映えています。

 

幼児さんが作ってくれた、目やお口が付いた、お野菜色(大根、さつまいも、ニンジン、かぶ、など)の飾りは、色とりどりで、天井からお部屋の中を見渡しています

かわいく飾られたお部屋を見た時、みんなにっこりするだろうなー。来週が楽しみです。

 

 

ハロウィーンパーティーウイーク(10月24日~29日)

 いよいよパーティーです。来所してすぐにお部屋の壁一面のお菓子の家に目を見張っていました。

そこからすぐに、気持ちは高ぶっている様子でした。今年も独自で、マリオやルイージ、赤ずきんちゃん、やエルザ、発表会のゴージャスな衣装や、ウッディなどの衣装を身に着けて参加してくれたお子様がいました。

幼児さんは、ルーティンを崩さないために、15分の自由遊び時間から入り、好きな遊びをして、気持ちを落ち着かせてからパーティーにしました。

まずは、自分で作った、衣装とマントを身に着け放課後デイは、マスクを着けて、記念写真お菓子家の前でとりました。決めポーズをとって、嬉しそうな表情をしていました。

「これから、何が始まるのか?」というわくわくの気持ちがいっぱいです。

 

写真の後は、ハロウィンの始まったわけや意味を説明して、絵本の読み聞かせをしました。

幼児は「へスターと魔女」です。勇敢な女の子のわにのへスターが、おかしな家の住人や魔女と知り合い、空を飛び回って、楽しい日をすごすお話です。

放課後デイは、「やねうらべやのおばけ」です。ながいことやねうらべやで、ひとりたのしく暮らしてきたおばけ。そこに、あるときからちいさな女の子がやってくるようになって、いつのまにか二人はお友達になるお話です。

幼児も、放デイもお話を興味深く聞いてくれていました

 

その後、小さなお菓子の家で、お菓子を入れるバスケットを「魔女」からもらいました。

幼児さんは、本物の魔女と思っていたようで、怖がっているお子様もいました。(付け鼻が効果大

放デイは、かなりネタばれしていましたが、強引に押し切り、やり取りの時間を楽しんでくれていました。

 

 隠されたお菓子を探し当てたあとは、久しぶりのおやつタイムです。

  クレープに、生クリーム、チョコソース、チョコスプレー、をトッピングして食べました。幼児さん思った以上に食べていました。1枚で終わりのお子様は少なく、みんなお代わりしていました。

 放デイさんは、我先にお代わりする光景がありました。わんこクレープ大会か、大食い選手権のようになっていた曜日もありました。男の子よりたくさんおかわりする女の子に「もうやめときな」と心配するお兄さんの姿もありました。

 みんな、「美味しい」と言って食べてくれたので、時間かけて作ったかいがありました。

 

 最後に、ゲームをしました。

幼児さんは、命令ゲームをしました。「みんな」の言葉がキーワードです。

みんな、座ってください」では座り「すわってください」では座らないルールです。

意味がわかるか?心配していました。年長さんは理解できていました。「みんな」の言葉をしっかり聞き分けていました年中さんは、わかっているような、わかっていないような、半信半疑ですが、お兄さんの動きをよく見て、まねて上手に動いていました年少さんは参加することが大事です。わからなくても楽しんでいる姿がかわいかったです

 放デイさん「フルーツバスケット」では、鬼になったときのお題がみんなの成長を感じました

お兄さんやお姉さんがいる人」では、一人っ子のお子様が動こうとしていたので、先生達「動かないよ」と声をかけました。

 「マンションに住んでいる人」も面白いお題でした。「お菓子が好きな人」では誰も動かないで「えー?」と先生達「さっきのクレープの食べっぷりは何?」と言ったりしました。

 「今日、体育の授業があった人」も小学生らしいですね。「服に英語が入っている人」もしゃれたお題ですね。「マインクラフトでアイテムを使ったことがある人」も今時です。

 自分で発する言葉がより広い視野で考えられるようになっていました

 1時間半足らずの時間ですが、楽しい時間をすごすことができ満足の顔でかえって行きました。

今年度の終わりが近づいています。12月はクリスマス、2月は豆まき、準備が大変な行事が続きます。1年間のゴールを目指して、子供たちと一緒に駆け抜けます。