発達支援室kodomo戸塚教室です。
今日は幼児の個別療育クラスの様子をご紹介します。
個別療育クラスでは就学準備プログラムとして職員と1対1で特性や苦手分野に応じた課題を行いますが、戸塚教室では始めにウォーミングアップとして2~4名の小集団で体を使った感覚統合遊びを行っています。
最近行っているのは、トランポリンジャンプや、風船テニスです。
トランポリンジャンプは数を数えながら跳び決まった回数で着地するというものですが、「指示を理解する」「指示に対し正しく反応する」という要素が必要になるため、難しく「もう一回やる!」と何度も挑戦する姿が見られます。
難しい反面、タイミングよく上手に着地できると「やった!」と満面の笑みで喜ぶ姿も見られ、達成感を味わえる運動遊びとなっています。
風船テニスは床に落とさないようにラケットや手で風船を打ち合うというもので「風船を目でしっかりと追う」「風船と自分の距離感覚を掴む」という二つのねらいがあります。
はじめのうちは風船を見失ってしまう子も多いですが、慣れてくると上手に打ち返しラリーができるのでみんなで盛り上がっています。
小集団になると待つ時間も通常より短いため、普段待つことが苦手な子も少し待てるようになったり集団でのルールや友だちとのやり取りをスモールステップで練習することができます。
しっかり体を動かした後は、クールダウンタイム。
床に寝転がりスタッフが数を数える間、脱力してリラックスしながらじっと待ち、数え終わったらすぐに起き上がって自分の席へ移動し個別課題の開始となります。
このクールダウン、ただ寝て休んでいるように見えますが、実はこれもトレーニングのひとつ。指示に対応しながら体の動きを止めたり起き上がったりすることが目標になっており、少しずつ時間を増やし続けていくことで、動きやすい自分の体を他者の合図でコントロールしやすくするトレーニングになっているのです。
更に寝ている間に集中して、数を数える声を聞き続けているため、就学に向けて学習に必要な「聞く力」の練習にもなります。
慣れない頃は動いてしまう子も多かったですが、今では運動遊びが終わると自分から「寝るんでしょ?」と寝転がって準備する姿も見られ、良い切り替えのスイッチになっているようです。
運動遊びとクールダウン、静と動の動きを取り入れることで、個別課題にも集中する環境を整えています。
戸塚教室では未就学のお子様が通う児童発達支援と小~高校生までが通う放課後デイサービスを提供しています。
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