もうすぐ七夕です。今年は遅い梅雨と言われ、月末になって雨の日が多くなりました。

そんな中、七夕のカリキュラムは始まります。今年の幼児さんの七夕飾りは、二つのパターンになりました。

 

一つは、まだ入室したばかりのハサミの使えない幼児さん向けです。あらかじめ、飾りに切った色とりどりの折り紙を用意しました。それを幼児さんが、好きな色をチョイスして、小さな手でのり付け、かわいいシールを付けて出来上がりとしました。出来上がったキラキラ作品を不思議そうに見る姿が可愛かったです。

もう一つは、ハサミの使える幼児さん向けです。これは、幼児さん自身が折り紙を切り、飾りの形にします。そのあとの工程は一緒でした。果たして、ハサミを上手に使えるでしょうか。期待通り、どの子も器用に使えていました。

昨年から、幼児さんの一部と小学生は、ハサミを使う機会を多く取り入れてきたので、その成果がでるか期待がありました。


 

 

さて、小学生です。いつもの短冊に願いを書くのに加え、今年は、難しい網飾りを作るおまけがつきました。網飾りは、折り紙を重ねおりし、その厚い所を交互にハサミを入れ、それを元に戻していく難しい工程があります。(できるかなぁ)個人的には少し不安がありました。案の定、切込みの間隔が広くなってしまい、上手く折り紙が開かない子。

「そっと広げてごらん。そっとだよ」

または、ハサミを入れすぎバッサリ紙を切ってしまう子。

{セロテープで貼れば大丈夫}

不安そうな子供たちの側で、フォローする先生たちの声が飛び交います。しばらくすると、

「できた!」

この声が出た時、子供たちの笑顔のなんとかわいいこと!

達成感に浸る子供たちに短冊に願いを書くよう勧めます。

『足がはやくなりますように』『とびばこがとべますとうに』さまざまな願いが書かれます。

中には、『コロナがなくなりますように』小学生でも今時をしっかりとらえています。

 

振り返ると、未曾有のコロナ禍での一年半でした。この間、子供たちはもちろんですが、子供たちを囲むお父さん、お母さん、おうちの方々、本当に頑張ってこられたとおもいます。

今日も、カッパの水滴がしたたり落ちる手で、すばやくサインをして帰られたお母さんの姿がありました。

雨の日も風の日も、お子さんを連れて教室へ来て下さるお姿に、頭が下がります。おのずとこちらもそのお気持ちに精一杯、お答えしなくてはと思っております。

『今年も、たくさんの子供たちの笑顔が見られますように』

金、銀色とりどりの子供たちの願いと一緒に、飾りたいと思います。

 

 

 

Kodomo鶴見東口教室 児童指導員