6月2週目のカリキュラムは、ソーシャルスキルトレーニングでした。

 

幼児クラスでは、お友だちと一緒に遊ぶことに喜びや楽しみを見出し、関わりを深めて欲しい、というねらいを元に、パネルシアター『みんなであそぶとたのしいね』を行いました。

次々に登場する動物のなき声が聞こえると、「ブタだ!」「カラスだ!!」と、すぐに当ててくれる子どもたち。パネルに隠されていた動物が現れると、うれしそうに笑い、目をキラキラさせて、おはなしを最後まで集中して聞いてくれました。

一人よりも、お友だちと一緒だと、「うれしいな」、「楽しいな」と感じられるきっかけになってくれると嬉しいです。

 

小学生クラスでは、「大切な自分を守ろう。」というお話をしました。

まず始めに、「わたしのはなし」という絵本を読みました。

・自分のこころとからだは、自分だけのもの。(大切にしなくてはいけない。)

・からだの大切なところはプライベートゾーンという。

・プライベートゾーンは、見ません。見せません。さわりません。さわらせません。

・困った時は、「やめて!」と言う。そして、「逃げる」、大人に話す。

 

 

 

「知ってる!学校でやった!」と、習ったことを教えてくれる子。はずかしくて下を向く子。「怖い」と眉をひそめる子。反応は様々でしたが、一人ひとり真剣な表情で最後まで聞き入ってくれました。

そして、「こんな時どうする?」では、

お友達がプライベートゾーンを見せてきたり、触ってきたりした時はどうする?」の質問をすると、「『やめて!』とはっきり伝える。」と答えた子もいれば、「強く言ったら友達がかわいそうだよ…」と答える子もいました。お友だちを思う優しい気持ちは大切ですが、「『してはいけない』ということを伝える事も本当のやさしさ」であることもみんなで学びました。

子ども達一人ひとりが「自分はかけがえのない大切な存在だ」と思えるように、そして、その「大切な自分」を守ることのできる環境(逃げていい。安心してなんでも話せる。)を私たち大人が築いていかなければと感じます。

 

 

 

 

発達支援室Kodomo鶴見東口教室 保育士