生花を使ってのアレンジフラワー

 

 母の日のカリキュラムとして、生花を使ってアレンジフラワーを作りました。

スタッフの知り合いで、カーネーション生産農家から直接譲って頂いて取り組むことができました。

 通常のカリキュラム以上に子ども達の「やる気」が感じられました。

「お母さんにあげるために作ってね」と伝えると、ざわざわしていた場面からすぐに気持ちが切り替わり、渡された小さい紙に、じっくり考えてメッセージを書く小学生、先生と一緒に字を書く幼児さん、覚えたてのひらがなを一人で書く年長さんや、年中さん。お母さんへの思いが伝わってきました。

書き終えると次は生花を前にして、「きれい」「大きい」など、色とりどりのカーネーションに気持ちも盛り上がりワクワクしている様子でした。お花の説明や生け方の注意を聞いて取りかかる準備ができました。

 

 ここからが子ども達のすごい所です。配られたオアシスに、誰一人迷う事なく、先生が側で水切りをしたカーネーションをどんどん生けていきます。大きいカーネーション1輪と

スプレーカーネーションが4輪ほど、そして、カットされ準備された葉物(シダ、もみじ、ツツジ、など)も生けて、ポンポン飾りと蝶々を飛ばし最後に最初にかいたメーセージを植え込み完成となります。なんとこの生け込み作業は5分くらいです。大人では、雑念がありあれこれ悩み最も時間がかかってしまう工程です。子どもの力すごいです。

迷いのない伸びやかな力を持っているからです。ふだんおやつ選びで悩む子供たちも、秘められた力を発揮してくれました。大切に育てて行きたいです。

 

 生け終えた花の出来映えに子ども達はとても満足して、先生達全員に「見て」と言いながら見せに回っていました。先生方も「すごいね」「きれいだね」「かわいいね」「頑張ったね」と、世界でたった一つのアレンジフラワーを造りあげた子ども達に、沢山の賞讃の言葉をかけました。心を満たす事は、自信につながります。豊かな心でつつんでいきたいです。

 

 照れくさそうに渡すお子様、満面の笑顔で受け取るお母様のご様子を拝見して、お子様とお母様の深い信頼と愛情を感じとれました。

 このカリキュラムは、準備が大変でしたし、予算も多くかかっていますが、手をかければかけるほど、喜びや手ごたえも大きくなりますね。これからも、一つ一つの企画にたくさんのアイデアを盛り込んでお届けできるようにスタッフ一同頑張ります。

 

 

 

 

 

Kodomo鶴見東口教室 室長