教室での過ごし方の中に、おやつタイムがあります。今回は、おやつについてご紹介します。
おやつタイムは、幼児クラス・小学生クラス共にカリキュラムの後に設定しています。(火曜日の学習では、最後の10分がおやつです。)
おやつタイムは、好きなおやつを自分で選びます。幼児は3つ、小学生は5つの決まりです。みんなで「いただきます」の挨拶をして一緒に食べます。私たちは、この時間も大切にしていて、友達と一緒に食べる楽しさ・美味しさを感じられるよう見守ったり、時には一緒に食べたりします。また、自分で選ぶこと、数を数えることの練習要素も含んでいます。
おやつ時のエピソードをいくつかご紹介します。
年長児のA君は、友達と一緒に食べることに抵抗がありおやつの時間も、食べないことがありました。必ず食べなければならないことではないのでA君の気持ちを受け止め、A君はお持ち帰りを選んでいました。ある日、A君がたまたま一人の時間があったので、「今日は先生達もA君と一緒に食べよう!」と、A君におやつを選んでもらいました。すると、今までは頑なに食べないと言っていたA君が1つだけ一緒におやつを食べたのです!先生達だけと言う環境だったことと、先生達の分も選んだと言う嬉しさがあり、安心して食べられたのかなと思います。現在でも、食べたり持ち帰ったりと、その日の状況や気持ちによりますが、みんなでおやつを食べることが増えてきました。みんなで、一緒に食べることが増えると、友達とのおしゃべりも増えて楽しい時間となっています。
幼児の集団療育に通ってきているBちゃんとC君はお互いがとっても仲良しです。3つ選ぶおやつも同じものを選び、「同じだね!」と喜び合ったり、確認し合ったりして食べることを忘れてしまうほどです。先生から、「食べようね」を促されることもありますが、二人の気持ちが通じ合っていること、楽しい・嬉しいを共感し合っている様子は微笑ましいです。
小学生クラスのおやつの時間は、率先してお手伝いをしてくる子もたくさんいます。また、大人が介入しなくても、学年や学校に関係なく、子どもたち同士で盛り上がる姿も見受けられます。最近は、学校での給食時間は話をしないとされているようで、おやつの時も「マスクを外したらおしゃべりはしない」と、子ども達同士で声かけ合っている姿をよく目にします。ただ、やはりおやつタイムは楽しいものです。話せなくても、「うん、うん」「うーん」等と頷くことでカバーしていました。
おやつの時間もコミュニケーションの場、そして食育の場として、楽しく・美味しく過ごせられるよう設定しています。
発達支援室Kodomo鶴見東口教室 保育士
発達支援室Kodomo鶴見東口教室
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