集団療育では幼児クラスと小学生クラスでは始まり方が違います。
| 幼児クラス | 小学生クラス |
| ① 入室:荷物の片づけ・手洗い・検温 | ① 入室:荷物の片づけ・手洗い・検温 |
| ② 自由遊び | ② 個別学習 |
| ③ カリキュラム | ③ カリキュラム |
| ④ おやつ | ④ おやつ |
| ⑤ 個別学習 | ⑤ 自由遊び |
| ⑥ 帰りの会 | ⑥ 帰りの会 |
時間の区切りを付けることで、気持ちの切り替えも自然と感じ、身につくようになっています。
今回は、幼児の自由遊びと、小学生の自由遊びについてご紹介します。
自由遊びの時間は、25分~30分です。カリキュラム内容によって多少前後します。
幼児クラスの自由遊びは、入室後直ぐになっています。これには、2つ理由があります。
一つは、気持ちを落ち着かせるためです。kodomo鶴見東口教室では、母子分離で療育を行っています。保護者の方に教室まで送ってもらい、80分の療育が始まります。お母さんやお父さんが帰ってしまう寂しさや不安は、慣れるまでは付きものです。まずは、教室が安心できる場として思ってもらえるように自由遊びの時間を設けています。最初は、先生とのスキンシップやおしゃべりを楽しんでいます。気持ちが落ち着いたところで、玩具や絵本など遊びたいものを選びます。
二つ目は、「玩具や遊びを通して友達・先生との関わりを持つこと」です。まず玩具は、カードの中から選択するか、言葉で先生に伝えて選びます。玩具箱の中で指さしをして教えてくれる子もいます。まずは、自分が何をして遊びたいかを、先生に伝えられることを大切にしています。自分のお気に入りの玩具で遊ぶ子が多いですが、友達との関わりも徐々にできるようになります。「一緒に遊ぼう」や「仲間に入れて」「いいよ」と積極的に友達に声をかける姿が見受けられるようになりました。玩具を通して、友達と一緒に遊ぶことや関わり方を学んだり、折り合いをつけたりしています。子ども達の中での「一緒に遊ぶ」には、様々な関わり方が見られます。友達同士で、おしゃべりをしながら同じ玩具で遊ぶことを楽しむ子もいれば、同じ玩具で遊んでいるが、一人遊びを楽しんでいる子、先生と一緒に遊ぶ子等、その時の子どもの気分や、それぞれの特性によって違っています。私たちは、故意に友達同士で遊ばせたり、この玩具で遊ぼうと促したりはしません。この自由遊びの時間は、教室の中の空間がその子にとって楽しいもの、落ち着けるものとなるような支援を行っています。
※その子が好きな遊びに合わせて、一緒に楽しみます。また、じっくり関わって時には、一緒になって楽しみます。
まずは、先生大好き、じっくり遊ぶのも
子どもたちは、一人ひとりイメージしながら、
心の満足も。
子どもたちの成長には遊びはとても大切です。
また、慣れてくると周りのあそびをマネしたり、一緒に遊ぶ楽しさも出てきます。
遊ぶ時間も大切にしてます。
小学生クラスでの自由遊びは、最後の時間になっています。幼児クラスとは、理由が少し違っています。
一つは、幼児と同様に「玩具や遊びを通して友達・先生との関わりを持つこと」です。小学生クラスになると、「A君、一緒に遊ぼう」と遊びに誘う姿や、既に始まっている遊びの小集団の中に、「入れて」と入っていく姿が見られます。このような姿が見られるようになるには、時間がかかるうえに、個人差があります。大人が介入しなくても楽しさを互いに共感し合えることが、成長の一歩です。時には、喧嘩をしたり、嫌な気持ちになったり、させたりすることもあります。子どもたち同士の関わり合いの中での経験を大切にし、大きなトラブルや怪我がない限り私たちは、見守る支援をしています。
二つ目の理由は、学習やカリキュラムでの集中から解放するためのリラックスタイムです。気持ちを落ち着かせた状態で帰宅できるようにしています。学習やカリキュラムからの切り替えはできても、この遊びの時間で楽しさがヒートアップしてしまうことや、友達とのトラブル、楽しかったが故に帰りたくないと言い始めてしまうことは日常茶飯事です。その都度、場面と気持ちの切り替えが必要です。保護者の方がお迎えに来られた時に、「楽しかった!」や「がんばったよ!」と表情から見て取れるように、その日の療育が終了することを目指しています。
※先日、ある教室で体験された幼児さんのお母様が、外に連れていくと癇癪がひどく、家にいると話されていました。また、お母様とお子さんが一緒に参加している療育中は、お子さんが他の子どものおもちゃを取ってしまい、気を使われ、お母さま「だめよ」の連続。
「うちの子は、迷惑ばかり掛けて、他の子と遊べないんです」なんて話しながら、お母さま疲れた表情でした。子どもは、お母さま一人で育てるものではないです。環境が育てます。
是非、私どもに託して下さい。
楽しみながら、子育て頑張りましょうね〜。
少し待ちながら、「かして」、「ぼくもやりたい」、「同じおもちゃを探しにいく」、「使いたいおもちゃを一つわたす」など、子どもたちなりに、学んでいきます。
その仲立ちはしながらも、声をかけ過ぎても、成長のチャンスが難しいですよね。
時には見守る、見ていて声掛けたいときもありますが、見守る。でも、必要なときは、「子どもから伝えること」も学べるようにバランス大事ですね。子ども同士のコミュニケーションと言う視点でのお話しです。
また、言葉がかなり遅い場合や少し言葉の芽生えがでてきている場合の遊びは、基本的に大人がその子の興味に合わせたり、一緒に遊びを広げたり、深いお子さんの様子を見ながら、
たくさん一緒に遊ぶことが、発語につながります。その子に一人一人にオーダーメイドですね。
発語に関する研究 「三項関係」
是非、インターネットで見てみて下さいね。
発語と遊びは、発達研究からも、大切とされてます。また、大人がうまく遊びを広げたり、
関わることも大切になります。
過去のブログにも掲載してます。良かったら、見てみて下さいね!
是非、遊びに来て下さいね〜。
お母さま、一人でかかえず、一緒に育てましょう!
一つ一つの遊びや関わり方が、刺激となり子ども達の成長の糧になるよう設定しています。「自由遊びが一番楽しかった!」と教えてくれる子もいます。教室では様々な玩具を取り揃えています。知育玩具はもちろん、見立て遊び(ごっこあそび)に使うままごとや、ドールハウス、トミカやプラレール。子ども達の興味に合わせたものを用意しています。
ぜひ一度、遊びに来て下さい。先生達も、遊ぶ時はおもいっきり楽しんでいます。「楽しかったね」「嬉しかったね」の気持ちの共感を大切にしています。
発達支援室Kodomo鶴見東口教室 保育士
発達支援室Kodomo鶴見東口教室
電話番号:045-642-3961
メール:kodomoturumi@gmail.com
戸塚、港南台、本郷台教室もあります。



