リフレーミングソーシャルスキルは、性格を変えるのではなくて、
人を多面的に、考える力と自分自身の立場(言われたことを多面的にとらえる力)
を育てていこうとする療育プログラムです。
一般的に、文字の書きだしですることが多いのですが、
楽しんでやることと認知的に視覚を使うと
わかりやすいです。
この多面的に人の思考、行動等を見ていく力を身に付けることは、
自分自身への多様性を豊かにしたり、
人との関係を育み、社会性を高めていくことになります。
発達支援室kodomoは、児童福祉法施行以前からの
長年の経験と臨床発達心理士等が在籍。
専門的な療育プログラムと伴に、子どもたち同士の
大切な居場所です。
幼稚園児だったお子さんが中学の三年生になり、
子どもたちの育ちに何が大切なのか、
知識と実際の経験が豊かにあります。
友達との関係も
楽しいので、早く学院に行きたいとこどもたちも
とても楽しみにしてくれています。
お母様にとっても安心できる場所であり、
こどもたちにとっても成長したり、育ちあい、
支え合い、認め合える素敵な場所です。
経験から、子育てのアドバイスです。
発達段階でも学童期に獲得すべき課題、
この時期に、近隣社会や学校等での遊び、日常動作、社会的に望ましい態度
遊び友達との人間関係、読み書き計算等の基礎学力の定着、生活に必要な概念の
発達、良心、道徳性、価値観の形成、母子からの少しずつの分離、社会集団の望ましい態度等
ですね。児童期の療育で思うことは、定型発達の場合、自然と親から離れ、
外遊び等も仲間集団に入っていくので、その中で上記のことを自然に学ぶ機会を得られて
ますが、その部分でも療育施設において、発達支援の必要性があります。
お伝えさせて頂きます。
まず、幼児期ですが、お母様から「あれいや、これいやだ」の連発で
本当に言うこと聞かないし、ずっとこのままだったら・・・・・。
この時期は、お母さんの思いと自分の思いの違いに気付き始めたりすること
で、良く言えば良い成長をしているのです。
実は、この反抗期はとても大切なんです。
実はいじわるしているわけではないのですよ。
自己を主張したい!
自分の意思があるんだ!
と主体的に育とうとしているのです。
さらなるお子さんの成長に向けて、意思を尊重する経験もある程度必要です。
例えば、このお菓子嫌だ➯どっちが良いかな?と自己主張させる経験をさせてあげる。
バスに乗りたいとグズル➯もし時間があれば、予定変更も良いのでは?
お片づけ嫌だ!➯お母さん一人だと大変だな~って言いながら、ブロック1つでも
片づけてもらって。うれしい~と誉める等々
扱いづらさを感じる反抗期ですが、自己主張や意思が育つことが、
こどもの将来に大切なんです。
また青年期心理学では、ピアジェの認知発達から考察したいと思います。
相手の気持ちや思いやりがいきなり育つわけでなく、
具体的操作期11才ごろ~目の前にないものを考えたり、
想像できるようになって出来るようになります。つまり、
低学年の子供たちには、大人との関係の中で、
だめでしょ!では通じないのです。
相手の気持ちが想像できるような言葉かけや気がかりのある
子どもたちには、視覚的な教材を使いながら、そのような
体験を実体験の中で、丁寧に教えながら、徐々に成長を助けていく必要が
あります。
精神分析学の世界では、親離れや自立の青年期の課題として、
[親に幻滅出来る力]
が重要だと言われています。
それは、こどもにとっては辛いことであり、罪悪感も伴います。
第2次性徴もあり、無意識のうちに親への気持ちを抑圧することも必要です。
この時期に親に向ける反抗的な態度、言動、非難、軽蔑は、反抗的なところのみに
親が注意を向けてしまうと良くありません。
一方でこころは支えてほしいのです。
こころをかけてほしいのです。
ここで心をかけていくことで、理解し合う関係と
親からの別れの葛藤や辛さを親が理解していくことで、
大人への第一歩を踏み出していきます。
兄弟けんかも増えたり、仲間とのけんかもありますが、
逆に孤独では駄目だと改めて考える機会や本当の意味での
自分と異なる人との尊重し合うことの大切さや
孤独の不安ゆえに、親密な友をもとめていこうと
成長していく。
子育ては大変なこともありますが、
共通キーワードは、心をかけたり、
思いやる気持ちをお互いが育ち合っていく事を
周りがサポートしていくことが大切だと思います。
東京都内の臨床発達の講義や
試験を受けに行きました。
幼児さんクラスですと、左手の利き手を気にするママも
いますね。無理に右に赤ちゃんのうちに持たせる人もいますね。
講義のごく一部ですが、紹介したいと思います。
ペンの持ち方と大脳半球機能差
(Levy,j&Reid,Mアメリカ)
培風館 心理学 心と行動の理解 より
アメリカのレヴイ氏とライド氏は、脳の左右半球の機能差と
書字の際の手の使用法の違いとペンの持ち方と脳の言語機能との関係を調べ、
右順手と左逆手の人は同じで言語野左で非言語や右しかし、左逆手の人は言語
機能と空間認知は他の半球を使っていた。
左順手の人と右順手のひとは正反対
右逆手はこの持ち方自体が少ない。左順手と同じで言語野(右)で、非言語野(左)であり、
つまり、利き手は偶然の産物でなく、脳の分業と何らかの関係性があるので、
無理に強制したりするものでないとのことでした。
以前から、利き手の無理な強制は無意味と知ってましたが、より
理論的な側面から理解出来ましたよ。さらに色々なことを
医学的な側面や心理学から学んでいき努力していきます。
また、皆様に色々とお伝えしていけたらと思っています。





