苦労した分だけ
感動がある
私の師匠の上甲晃先生の言葉。

苦しい思いも
悲しい思いも
あまりしたくないな。

ましてや
我が子には
苦労はさせたくないと切に願います。

でも、
苦労をさせない様に育てていくと
感動を味わう事も無く、
自信を持つ事も無く、
底力をつける事も無い
味気ない人生になってしまうような気がします。

娘が小学4年、息子が中学1年の夏休み、
家族でキャンピングカーで
北海道旅行をしました。
自然豊かなトマムで朝食を済ませ
近くの無人駅に行き
「夜7時に、札幌のもいわ山頂のレストランで待ち合わせね〜」とこども達に宣言。

こども達は初耳。
でも
「やっぱりな〜。
ふつーの旅行するとは思ってなかった」
と息子。

お金と携帯電話を渡して
こども達を置き去り…
いえいえ置いて別れました。

今なら、
虐待!
放任!
無責任な親!と非難されますが、

事前に夫と
こども達の使うだろうルートを調べ、
万が一の場合も想定し、
GPSを駆使して
その上で実行したチャレンジ。

夜7時
約束の場所に
息を切らして走って来た
娘と息子の顔は今でも忘れません。

25年間の子育てで一番良い顔です。
今でもまだあの時の顔がNo. 1。

妹が寝てしまったので負ぶって歩いたんだ。
電車の中で知らないおばあちゃんにおにぎりもらったの。
道に迷って沢山の人に道を訪ねた!
報告が止まりません。

わずか12時間で
こんなにこどもは変わるのだと驚きました。

親も覚悟を決めて
こども達の内なる力を信じると
ちゃんと乗り越えてくれると思います。