殴って逮捕なら…若い頃の私も逮捕されている。私を育てた母なんて即逮捕、いや即刑務所!
誰だって、こどもを叩く事はダメだと分かっています。でも負の連鎖ってあるのです。叩いて育てられた人は、「叩く事=子育て」と身体に染みついているのです。
私は叩かれて育ったから、「こどもを産んだら絶対に我が子には手をあげない」と強く決めていました。
にもかかわらず、こどもが小さい頃、一度手をあげてしまうと止まらなくなる怖い体験があります。些細な事なのに手が止まらなくて、娘の顔にアザができたこともあります。あの時のこどもの悲しい顔は今でも頭から離れません。
ただ、虐待されて育った人が叩かない親になる方法がある。それは、自分自身が優しさに包まれること。優しいパートナーと一緒になること。周囲の優しい言葉で癒されること。
虐待のニュースを見るたび、その人の暗い生い立ちを想像します。癒されないまま子育てをしなくてはならない環境を憎みます。
虐待はダメ!と責めるのは簡単だけど、子育て中のママに優しい言葉をかけてあげよう。電車の中で泣く子をあやすママに声をかけてあげよう。仕事帰りに息をきらしてお迎えに来るママに笑顔を向けよう。
子育てって大変だよね!
よく頑張っているよ!
偉いよ!偉い‼︎
もしかしたら、そんな一言で救われるママとこどもがいるかも。