聴導犬育成にニートの若者が活躍 | 子供のニュース

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 年間10万匹以上が殺処分されているとされる捨て犬を聴覚障害者の「耳」となる聴導犬に育てるための施設「あすなろ学校」が5月に横浜市に開校し稼動を開始している。
 その施設で犬の訓練を担当するのは引きこもりなどを経験し自立を目指す若者たちなのだそうだ。
 現在は第1期生となる20代の男性3人が、保護された犬3匹とともに共同生活を送りながらトレーニングに励んでいるそうだ。

 同施設を設立したのは聴導犬や盲導犬、介助犬の普及を図る日本補助犬協会と韓国の名門企業・サムスングループの日本法人日本サムスンだ。
 現在までに盲導犬は国内に約1000匹いるが、聴導犬は10数匹と少ないのが現状だ。
 同協会は聴導犬を必要とする聴覚障害者を約1万人と推定し、学校では年間10匹育成するのが目標だという。
 また同時にニートや引きこもりを経験した若者の社会復帰の支援も目指しており、同学校への入学資格は、厚生労働省の委託事業である「若者自立塾」などの自立支援団体の出身者で、犬と関連のある仕事を希望する人だという。

 入学者は担当する犬と寝食を共にし、外出時以外は一緒に過ごす。ビジネスマナーの講座や臨床心理士によるカウンセリング、アルバイト体験もあり、半年間の訓練後は就労もサポートするというから、聴導犬育成にもニート対策にも役立っているのだ。

 こういう施設がどんどん各地で出来て欲しい!
ニートという言葉は好きではないが・・・引きこもりの若者が動物と触れ合う事で命の大切さを知り、奪われるはずだった命が障害者の生活を支える・・・なんて素晴らしい施設なんでしょうか・・