SIDS1人で悩まないで・・・ | 子供のニュース

子供のニュース

 二人の子供の親として、日々報道される子供が関連したニュースを取り上げ、感想や意見を書いてゆきます。

 乳幼児突然死症候群(SIDS)や流産、死産などで赤ちゃんを失った人たちを支援するNPO法人「SIDS家族の会」(東京)が、大分市内を中心に県内で活動を始めて六月で一年がたったという。
 少しずつ活動の輪が広がる中、メンバーは「もっと多くの人に活動を知ってもらいたい」と取り組みへの理解と参加を呼び掛けているそうだ。

 SIDSは、それまで元気に育っていた赤ちゃんが突然亡くなる病気で、原因ははっきり分かっていない。
 大分で会の活動が始まったのは昨年六月だった。
 それまでは、インターネットなどを通じてしか苦しみを共有できる手段がなかったのだった。
 死産で第一子を亡くした女性(大分市)が「同じ思いを経験した人たちが集える場づくりを」と、会の研修を受けてビフレンダー(家族の話し相手になるボランティアメンバー)になり、大分での活動をスタートさせたのが始まりだった。
 現在はビフレンダー二人が中心になり、三カ月に一度、市内東春日町のアイネスでミーティングを開催しているという。
 毎回、五人程度が集まり、赤ちゃんを失った経験や思いを互いに話して支え合っているそうだ。
 ビフレンダーらは「苦しみを分かり合える仲間たちと話すことで気持ちが楽になることもあります。医療関係者らの理解やサポートも必要なので、協力をお願いしていきたい」と話しているそうだ。

 次回のミーティングは二十七日午後二時から、アイネスで行う予定だという。
 事前の予約は不要だそうだ。
 財団法人・母子衛生研究会(TEL03・4334・1151)に連絡すれば、県内で活動しているビフレンダーの連絡先を教えてくれるという。