不審火が相次いでいる広島県神石高原町で、倉庫内の運動用具に火をつけたとして、県警は、同県東部に住む高校1年の男子生徒(15)を非現住建造物等放火未遂などの疑いで逮捕した。
男子生徒は「学校が面白くなかった。深く後悔しています」と話し、容疑を認めているという。
調べでは、男子生徒は2日午前6時ごろ、同町内の町営グラウンドにある倉庫に侵入し、中にあった野球のボールなどに灯油をまき、マッチで火をつけた疑いがもたれている。
この倉庫を使っている近くの県立高校の野球部員が水をかけて消し止めたが、ボール約80個、バット約10本などが焼けたそうだ。
また5月21日には倉庫に隣接する部室が全焼し、6月5日には同校の校舎入り口付近でマットなどが焼ける火災があり、男子生徒はこの2件への関与もほのめかしているという。
同町内では2月以降、林野や空き家が燃える不審火が計26件起きている。
県立高校に関係する3件以外は、現場が広範囲にわたり、車などで移動しないと犯行が不可能なため、県警は男子生徒とは違う人物の犯行とみているそうだが・・・。