インドで違法な出生前の性別診断をした容疑で逮捕された男が、警察に「13年間で260件の妊娠中絶手術をし、胎児の遺体を遺棄した」と認めたそうだ。
男は別人の医師免許を使ってニューデリー近郊で医院を開業していたという。
警察が今月中旬、庭を掘って胎児とみられる骨も発見したそうだ。
インドでは、花嫁に多額の持参金が必要な慣習や親の老後の世話をする後継ぎへの期待から、男児を好む傾向が強いという。
そのためか男が中絶手術をしたのもほとんどが女の子の胎児で、診断・中絶料として2万ルピー(約6万円)を取る例もあったという。
01年の国勢調査では、6歳以下の男児1000人に対し女児は927人で、96年に性別診断を禁じる法律が施行されたが、改善されていない。
子供は国家の宝だ。性別なんて関係ないはずなのに・・・。