2022年4月24日(日)
午前10時より、熊本市の電氣館で
を見に行こうとしたが、満員御礼で入場できず。
映画自体も見たかったのだが、映画の後の、
熊本市の遠藤教育長+WING SCHOOL校長らの
トークも聞きたかったのだが、叶わず。
入場ができなかったショックで、
しばし映画館入り口で呆然と立ち尽くしてしまっていると、
知り合いが次々とやってきて、
やはり入場できないショックで
みんなで一緒に茫然としてしまっていた。
ある知り合いが、もう仕方がないから、
熊本市現代美術館で始まったばかりの
「和田誠展」に行くというので、
私も山奥からこんな街までわざわざ出てきたのに、
そのまま帰るのはあまりにも残念すぎるので、
ご一緒させていただくことにした。
結果的に「和田誠展」はとても良かった。
言わずと知れた天才イラストレーター。
こうやって改めて彼の画業を俯瞰すると、
実に多岐に渡る仕事をしていたのだと
改めて驚嘆させられた。
ポスター、本の装丁、映画、CM、雑誌の表紙、絵本などなど…
これまで何気なく目にしていたものが、
あ、これも和田誠さんの作品だったのだな…と
再認識させられたものがたくさんあった。
そうした膨大な展示物のうち、特に印象に残ったものに、
彼の小学生~高校生ごろの様々なノートの展示がある。
本格的に仕事を始める前の、
ごく幼い時のノートからでさえ、才能の片鱗がうかがえ、
その後もずっと好きな絵を描き続けることで、
その後の天才的閃きの膨大な作品群に繋がっていったのだということが
よく分かり、感慨深いものがあった。
何かを極めた人は、結局同じことを言っているのだ、
と、最近よく思う。
好きなことをとにかく集中してやり続けろ、と。
そのことが、その後歩んでいく人生につながっていくのだと。
人によりその言い方は違っているが、
結局はそういうことなのだ。
そのことがこの展覧会でもまざまざと感じられたのだ。
この展覧会は、これから進路を考えなくてはならない
我が家の中3の息子と一緒に、
そんな話をしながらもう一度見に行ってもいいな…
と思ったりするのだが、
それは彼の望むところでもないだろう…。
この展覧会は、キュレーションの妙も見どころだと思う。
特に「週刊文春」表紙の展示。
膨大な点数の表紙に圧倒されもしたが、
それらの表紙の、描かれた対象物(動物や植物、などといった)を
類型化し、似たようなテイストのものをまとめて展示することで、
見るものが分かることがいろいろとあった。
6月19日まで。
とにかくお薦めである。
その後、I 先生お薦めのお蕎麦やさん「山笑い」へ。
こちらのお蕎麦やさんも、素晴らしい美味しさ。
その後、お山に帰ろうとしたら、
映画に入場出来た知り合いから、
「近くの○○にいるから来ないか?」というお誘いが。
なんとその場所のすぐ近くを歩いていたため、
またそこでしばらくお喋りに花を咲かせてしまった。
はからずも喋りっぱなしの充実した一日を過ごしてリフレッシュ。
明日からの一週間、またがんばろう!