子供が就職・会社で成功するために10代でやっておくべきことを教えます -25ページ目

子供が就職・会社で成功するために10代でやっておくべきことを教えます

学校の成績が良いだけでは、この混迷した社会を生き抜けません。

一流大学を卒業するだけではダメです。

今後の世の中、勝ち組と負け組みに二極化されていきます。

企業の採用担当が語る成功のノウハウ。

中学生、高校生のお子さんの親御さん向けに解説します。

先日、「今の若人は物欲がない、悟りきっている。もっと上昇マインドを持ってほしい。」ということを書きましたが、いろいろな人からご意見をいただきました。


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


結局この時は、「今の若い人も、われわれの世代を見習って物欲を持って、大志をいだけ!」という主張になってしまい、「ちょっと違うんじゃないですかね?」というご意見もいただくことになりました。


あっ、一応、誤解されないよう、申し上げておきますが、ブログ記事に対する反対意見をもらったことに、ネガティブになっているということではありません。


むしろ、いろいろな立場の人から、いろいろなご意見がいただける。


この難しい問題をブログ記事として公開して本当によかったな、と思ってます。


賛否意見が分かれそうな記事に、コメントが投稿されると、ドキッとする反面、わくわくしてきますね。


さて、昨日の朝、NHKの「ニュース深読み」において、タイミングいいことに、若者の消費行動について、特集されていました。


ここで改めて思ったこととして、現代の若者は、お金もそうですが、気持ちに余裕がない人の割合が昔に比べて格段に増えているということです。


その大きな要因の1つに、「非正規雇用」という雇用形態があります。


ニュース深読みにおいて、「お金を持っているのは、団塊の世代、財布のひもが緩いのはバブル世代、お金がないのが若い世代。」


と、若い人のTwitter投稿が読み上げられた時、全く否定はできませんでした。


非正規雇用を代表する人たちは派遣社員の方々です。


自分がこれまで、派遣社員を雇ってきた経験から考えても、派遣社員は雇用が非常に不安定です。


いつ雇い止めにあうかわからないから、もしもの時に備えて、できるだけ貯金する。


こういう人の割合が増えてくると若者の消費マインドというのは当然冷え込んできますが、有事に備えて貯金をするというのは、雇用形態を考えたら当然の行動だと思います。


企業の採用に関わる者の立場からすると、今の世の中、正社員を雇うのは、大きなリスクを伴います。


よって、正社員を増やすということに判断、決断できない場合は、派遣社員を雇うことになります。


派遣社員は雇用形態にもよりますが、基本的に同じ職場で同じ仕事を3年以上つづけることができません。

3年以上、同じ仕事をやってもらう場合は、「うちの正社員になりませんか?」と、声掛けをしなければならないことになっています。

しかし派遣から正社員になるケースはほとんどなく、3年をめどに、その人は雇い止めとなってしまうのが、最も多いケースです。


ある会社、職場で雇い止めになると、次はどこの会社に行くかもわからないし、そもそも次の仕事があるかどうかもわからない。


これが派遣社員の実情です。


私もリーマンショック発生の年は、立場上、多くの派遣社員を雇い止めにしました。


今でも時々、彼らは元気でやってるのかな、と思い出すことがあります。


どこかの会社で派遣で働いていることを知ると、ほっとする反面、ああ、まだ派遣から脱出していないんだな、となんともいえない悲しい気分になります。


この話、もうしばらくつづけさせてください。




今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この10年あまり、大学を卒業し、いわゆる派遣会社に就職する人が増えてきました。


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


大学を卒業して派遣会社に就職する。


一概には言い切れませんが、これは、非正規雇用の道を歩むことになります。



社会人のスタートの時点で、大きな差がつくことになるのです。


大きな差とは何か。


これも一概にはいえないところもありますが、給料と、仕事を通じて積むキャリアに大きな差が出てくるわけです。


「派遣」という働き方は、既に相当のスキルを持った人が、高い給料で一時的に雇われ、雇ってもらった会社で、持てる高い能力、特殊な技術を発揮する働き方でした。


それがいつの間にか、なんのキャリアも積んでいない新卒社会人が入るようになってしまったのです。


現代は、20代の社会人のうち、非正規雇用が5割を超えているなんてデータもあります。


新卒から派遣会社で働くとは何を意味するのか。


私が実際に見てきた事例に基づき、解説していきます。


私が所属する会社では、ここ数年、派遣社員の数は著しく減ってきましたが、5、6年前までは、相当数、派遣社員がいました。


毎年何人もの新卒派遣社員が、私のところに配属されてきました。


派遣社員に対しては、受け入れる方、すなわち我々は、基本的に「教育」をすることがありません。


本来、派遣社員とは、相応のスキルを持った人に来てもらっているのが建前です。


そのスキルに見合ったお金を払っているわけですから、派遣社員を教育することがそもそもおかしい、ということになるからです。


ところが、新卒の派遣社員は何かできる、というわけでもないので、与える仕事は単純な仕事。考えなくてもいい仕事となります。


新卒で、派遣先に派遣され、ろくに教育もされずに派遣先では、単純な仕事を淡々とやらされる。


これがどういう意味を持つか、おわかりでしょうか。


今はこんなかわいそうな若者が増えているのです。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
いよいよ今年も就活学生との面談が始まります。


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


「面談」というのは、我々が大学へ赴き実施する企業説明会の後に、当社に興味を持ってくれた学生と個別に懇談することを示します。


ここでの我々の成果は、いかにして優秀な学生さんを、我々の会社の採用試験を受けてもらうかです。


採用試験への応募じたいは、そこそこの人数が集まるのですが、優秀な人に来てもらわないとあまり意味がありません。


優秀な人、というのはどんな人なのでしょうか。


学業成績も大切ですが、やはり、何と言っても、いろんな年代の人としっかりコミュニケーションがとれることが非常に重要となってきます。


加えて、優秀な人というのは、自分の考え、目標をしっかり持っています。

無論、その考え方というのは、我々企業側にとっても採用すればメリットがあるものとなります。


やはり最近は、


どうせ努力しても報われない。


出世は望まない。生活できるだけの最低限の給料があればいい。


というような考え方の学生さんが増えている影響なのか、我々にとっての魅力的な人材にはあまりお目にかかれません。


我々の会社の都合だけで申し上げれば、上記に示したような考え方が根底にある学生さんは、採用試験の面接に通る可能性は低くなりますし、たとえ首尾よく入社できたとしても、力を発揮してくれる可能性は低いので、丁重にお断りするようにしています。


やはり、我々が採用したくなるような学生さんというのは、先に申し上げたとおり、コミュニケーション力に長けており、何事にも前向きで、向上心があり、そして打たれ強い学生さんです。


こんな人、今どきはめっきり数が減ってしまいましたが、いるとこにはしっかりいるのです。


しかし、こういう学生さん、企業には大人気です。

こういう人を「引く手あまたの人材」というのでしょう。


こういう人は、一人で何社からもの内定を取ってきます。あとは自分にふさわしい会社をよく吟味して選ぶだけ。


何十社もの採用試験を受けても、ただの1つの内定も取れない学生の割合がどんどん増えている中、まさに「一人勝ち」状態です。


こういう人は、草食系、さとり系の学生と群れ、単に大衆迎合しているわけではなさそうです。

それなりにユニークな生き方、芯のしっかりした考え方を持たないと、「その他大勢」に飲み込まれてしまうのでしょう。


こういう人たちの割合をいかに増やしていくかが、今後の大きな課題となります。

非常に難しい課題ですが、そうでないと、日本は良くならない。


我々親の果たす責任は大きいですね。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。