人間って、ほめられると悪い気がする人っていませんよね。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
これまで、いかにして子どものやる気を引き出すかについて述べてきましたが、肝心なことを述べてなかったと思います。
いくら親が手厚いサポート、コーチングを行ったとしても、最終的な当事者、すなわち主人公は子どもさんです。
いくら親や学校や塾の先生が、素晴らしい分析を行い、成績が上がるための対策をこうじたとしても、実行していくのは子どもさんです。
よって、子ども自信がやる気を持って取り組まないと、周囲の人の努力は徒労に終わります。
それでは、本人のやる気を向上させるためには、何をやればよいのでしょう。
やる気を向上させるためには、やはり「褒める(ほめる)こと」をうまく活用するのが一番です。
これは職場でも当てはまります。
仕事の進め方の大きな方向性は、課長や係長といったリーダーが決めていくのですが、実際に業務を遂行していくのは、組織を構成しているメンバー一人ひとりになるわけです。
ですので、実務を遂行する人たちが「その気」にならないと、いい成果はでないのです。
しかし、ほめる、というのは簡単ではないんですね。
少し前まで、何をやってもまず否定する上司がいました。
褒められることなど、まずなく、怒られなければ御の字。
昔は、否定され、怒られても、それをバネに這い上がってくる人が多くいたのかもしれませんが、現代ではそういう強い人の割合がどんどん減っています。
強い人が減っているというのは、会社の若手に限ったことではありません。
我々の子ども世代も確実に打たれ強い子の割合は減ってきています。
なぜ打たれ強い子の割合が減ってきているのかについては、また別の機会に考えたいと思いますが、いずれしても、このような実情を嘆いているだけでは何も前に進みません。
我々、企業の人間としては、実情を受け止め、最大のパフォーマンスを出すためには、やり方を変えなければなりません。
人間、ほめられると誰でもうれしいものです。
大きな失敗をしたときは、不備があった点については、叱られても仕方がありません。
しかしここでも、不備があった点に対して怒るだけでは、先々につながりません。
必ず、なぜ失敗したのかを振り返り、同じことを繰り返さないために、また次はもっとうまくやるためには、何をすべきなのかをしっかり、話し合う必要があります。
そしてここからが重要です。
失敗したとはいえ、その中には、何かしらよくやったこと、がんばったことが必ずあります。
家庭であれば親、会社であれば上司がその部分を見つけ、必ずその部分は褒めることが必要です。
人間、誰しも褒められればうれしいのです。
ちょっと見え透いたほめ方だな、と思っても、ほめられると次はもっとがんばろう、と思うのです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。