このシリーズ、際限なく長くなりそうです。
学部はおろか、学科まで解説しはじめるととんでもないことになりそうですが。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
理系の学部で募集人数が一番多いのが理学部と工学部だと思います。
なぜ募集人数が多いか。
それは単純に学部を構成する学科の数が他の学部よりも多いからです。
さて、、
理学部と工学部の違いって、わかりますか?
私は高校に入学した当初、正確にいうと中学のころから、あるいは小学校のころから理系しか頭になかったように思います。
とにかく文系へ進むことは全く想定がありませんでした。
これは親父の影響が大きいですね。
親父は薬学部で製薬会社勤務でしたから、必然的に理系なのでしょう。
ちなみに高校1年の私の息子も理系しか頭にないようです。
私が高校に入った頃、大学にどんな学部があるのか、というのを少し知り始めたころ、とりあえず自分は「理学部」へ行くのかな、と思っていました。
その当時、工学部というのは何をやるのか、さっぱりわかっていませんでした。
理系の人間はとりあえず理学部を目指す法則でもあるんでしょうか。
うちの息子も、「理学部」といってます。30年前の私と同じことを言っているわけです。血ってこわいなと思います。
ちょっと脱線しましたが、理学部と工学部の違い。
まず理学部というのは、自然界の法則などにおいて、物事がなぜそうなるのか、真理を追究するのが基本理念となります。
これに対し、工学部は、自然界の法則という事実をどうやって使っていくかということを考えていくことを学びます。
わかりにくいですね(^o^;)
簡単な例でいうと、発酵食品などを造る場合に使う酵母菌のようなものがあるとします。
酵母菌は適度な条件を与えてやると、増えていきます。
理学部の研究対象となるのは、「なぜ酵母菌はこの条件で増えるのか」ということです。
これに対し、工学部では、「酵母菌が最も増える最適な条件はどのような条件か」という観点が研究の対象となります。
つまり、理学部は酵母菌が増えていく原理をとことん追求する純粋な学問であるのに対し、工学部はいかに安いコストで、効率よく酵母菌を増やすことを対象とする、メーカーのような企業目線での研究をしていくわけです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。