それなりに納得のいく勉強をしたのに、成績が伸び悩んでいる子どもさんにはどんな対応をしたらよいのでしょう。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
前回の記事で述べましたように、「なんでお前はこんなにダメなんだ!」的な叱咤はほとんど意味がないどころか、負のスパイラルの始まりとなります。
勉強したのに成績が上がらない理由。
それは子どもさん自身が一番知りたいことです。
それを「なんで?」と聞かれても、答えがわかるはずありません。
子どもさんがこの「なんで?」を自問自答し始めると更によくありません。
子どもさんの潜在意識は、この答えのない問いの答えをずっと探し続けます。
答えが見つからないので、ずっと潜在意識はフル回転です。
やがて、潜在意識も疲れてきて、モチベーションが落ちてきます。
それでは、こんな時、子どもさんにはどんな対応をするのでしょうか。
何も言わず、黙って見守る。
この対応は、「なんでお前は出来ないんだ!」よりはましですが、現状を打破する解決策にはなりえません。ある意味、放置に近い状態です。
こんなときは、成績が上がらなかった理由、答えがわかるように導いてあげなければなりません。
例えば、
「あれ?今回はかなりがんばったのになあ。残念だったけど、今回目標の点数が取れなかったのは事実なので、それは受けとめるしかないよ。落ち込んでいたって何も解決はしないよ。」
「目標の点数が取れなかった原因は、この答案用紙の中にすべて凝縮されているわけだから、いっしょに原因を探してみようか。」
問題用紙と答案用紙を見比べ、間違えたところの原因を掘り下げていくと、必ず根本的な原因にたどりつくことができます。
原因がわかれば対策は簡単です。そこが子どもさんの弱点部分となるわけですから、その部分を集中的に勉強すればよいわけです。
これまでの私の経験上、この「原因究明」はかなり大変です。1教科、数時間かかったこともありました。
現実問題として、こういったサポートは親御さんがやるのがベストですが、そうもいかない事情もあるかと思います。
そんな時はこの部分を「アウトソース」することになるのですが、そこで選択肢となるのは、塾と家庭教師です。
私の見解としては、こういった、テストの結果から個人の弱点を見極め、何を勉強するのが一番効果的なのか、勉強プログラムを作ることについては、家庭教師の方が向いているように思います。
もちろん、個人指導の塾であれば同様のことが期待できます。
次回も引き続きこのテーマを取り上げます。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。