今年度も福生子ども日本語教室では、毎週水曜日に
アートクラスとソーイングクラスが開かれています。
子どもたちは 隔週で絵を描いたり、縫い物をしたり いろいろな作品を
作ります。
さて 今週の水曜はソーイングクラスの日。
メンバーは 小学生・中学生の女の子3人です。
手始めに 針と糸に慣れる練習として クラスで使うぞうきんを縫いました。
「はい、じゃあ まず針に糸を通しましょう。」
「・・・・・」
待つこと10分・・・
それでも まだ糸が通りません。
しかたがないので ちょっとズルをして 糸通しを使ってやっとのことで通しました。
「じゃあ、縫いましょう」
と、縫い始めたのはいいのですが・・・
3分ぐらいで 「先生、終わった」という子。
見てみると なんと 5センチくらいの針目で3回くらいしか縫っていません。
「え~ これじゃあダメだよ。使えないよ。」と やり直し。
またある子は30分くらいたっても7~8針しか進んでいません。
こちらは 針を持つ手がプルプル震えて なかなか縫えません。
1時間半かかって ようやく1枚のぞうきんが各自出来上がりました。
正直 縫い目はふぞろいだし、右へ左へと曲がっていて いい出来とは
言えないけれど、縫い終わった子どもたちは 疲れ果ててぐったり・・・。
みんな自分なりに頑張った力作です。
出だしから前途多難なソーイングクラスでしたが これから少しずつ
針と糸に慣れて いろいろな作品を作っていきたいと思います。
また、それらが何かしら 日本での生活の役に立てばいいな~と思います。