義理母の特養入所の朝を迎えた。


いつもより早く起きて、仕込みと朝食の準備。


その間、3年半の思い出が走馬灯の様に頭を過ぎる…


義理父の徘徊事件で、いきなり始まってしまった同居生活だった。


アルツハイマーで無茶苦茶の2人を目の前にして、途方に暮れた日々。


市役所の福祉課の方やケアマネさんの力を借りて


一つ一つ介護生活を確立して行ったが、


ついていけてない自分のメンタル。


そして義理父の置き土産だと思っているコロナ後遺症とのお付き合

い。


いろいろありすぎて、一言では語れない3年半だった。


持たせる荷物の最終チェックをして、義理母に朝食を摂らせる。


今日からお泊まりだよ。


と言うと


いつまでお泊まりするの?


と義理母。


うーん…ちょっと長い間になるかな?お店が忙しいし、お店の改築工事があるからね。


でも施設のみんなは優しいし、あちらで楽しく暮らしてね。


と言うと、素直に「はい」と言う義理母。


やっぱりショートステイで慣れさせたのは正解だった。


義理父の遺影を胸に、元気に施設内に入って行った義理母。


肩の荷が降り、急に疲れが出てしまった気がする。


いよいよ仕事も繁忙期を迎えるが、


今頃になって本気を出して来た梅雨のおかげで、三連休はあまり期待は出来なさそうだ。


施設に入所している家族に面会に行く人が少ないのか


やたらに面会にだけはちょこちょこ来てください。


と言う所長さん。


三連休が終わって、新しい保険証が来たら、早速顔を見に行こうと思っている。