最近、ふとした瞬間に思い出す。
F氏のこと…
F氏はウチのパンドラの箱を無理矢理こじ開けて、ウチを壊した人。社会に一歩踏み出す機会を奪った人。
みんな、ウチがF氏から受けた仕打ちを聞いたり、実際にその時のウチの状態を見てた人達は『アイツのせいだ!』、『アイツが全部悪い!』、『裁判で刑事事件にしても良いくらいだ!』って言う。
確かにウチはF氏に泣かされてばっかいたし、大学でも大学卒業後も何度も倒れたし、気絶しかけるまで問い詰められたり、そのまま倒れても放置されたり、拒食症で生命の危機にも立たされたし、自殺だって何度も考えた。心身共にボロボロで、もう全てが辛かった。死を選んでもおかしくなかった。
今のウチの状態を作ったきっかけもF氏。
今でもウチが泣いて怯え、過呼吸や解離を起こさせるるほどに恐怖心を蘇らせる。
全部アイツのせいだ…
そう思う反面、本当にF氏のせいなのか?と思う自分もいる。
ウチ以外にも同じゼミ生は同じように圧力を掛けられてた。でもそんな中、ウチだけが恐怖心から逃れられなかった。
それはウチに根深いトラウマがあったからこそだけど、ぶっちゃけウチがそのトラウマに打ち勝つだけの精神力が無かっただけなんじゃないかな。簡単に言えば、ウチが弱かっただけ。
小さい頃から、強くならなくちゃいけないって、いろいろと耐えてきたけど、まだまだ弱かったんだと思う。
F氏のせいっていうのはただの言い訳。ウチがただ単に弱かっただけ。強さが足りなかっただけ。
それが真実なんじゃないかな…。