私は周りが呆れるほどのブラコン
服・アクセ・音楽・色までも、全て兄好みのものばかり
兄の言うことは全て正しい
私は兄のことを誰よりも理解してると思ってる
そして、兄も誰よりも私のことを理解してくれてると思ってた
私は家族の誰よりも兄を想い、大好きだと言えた
でも・・・
今日、私はその大好きな兄に傷付けられた…
『俺はお前のことを病気だと思ってない。お前が弱いだけだ。』
ショックだった・・・
一番大好きで、一番信頼していた人に、一番言われたくない言葉を言われた
『自分は本当に病気なのか?ただ、甘えてるだけ、心が弱いだけなんじゃないか…』
精神病、特に鬱病を抱えてる人間は誰しも1度は…若しくは常に、葛藤し、思い悩んでいる。
鬱病は傍から見れば怠けてる、甘えてるだけのようにしか見えない。
でも、本人たちは…
『ちゃんと働きたい!きちんと生活したい!でも、身体が言うことを聞いてくれない。自分の思い通りに動いてくれない…』
そんな気持ちで常に苦しんでる。
だからこそ、兄の言った言葉は、鬱病患者…いや、心の病を抱えている人間にとっては一番言われたくない、一番傷付く言葉。
それを私は、一番信じていた、大好きな兄に言われたのだ。
私は一瞬にして思考が止まり、目の前が真っ暗になった。
そして私は・・・発狂した。