先日、国土交通省が発表した2017年1月の公示地価は、全国の住宅地が9年ぶりに上昇しました。
多くのクライアントの資産管理をしている私としては、この公示地価(時価)はとっても気になるところ!
ところで、日本ではひとつの土地に五つの異なった(違った)価格があることをご存知ですか?その事を「一物五価(いちぶつごか)」といいます。
具体的には・・・
「実勢価格」
これは実際に取引(売買)される販売価格のことをいいます。時価ともいわれます。
「公示価格」
公示地価ともいい、国土交通省が1/1時点の価格を3月中旬に発表します。実勢価格の概ね9割といわれています。
「基準価格」
基準地価ともいい、地方自治体が7/1時点の価格を9月中旬に発表します。
「固定資産税評価額」
市町村が3年に1度発表します。実勢価格の概ね6〜7割、公示価格の7割ともいわれています。
「路線価」
国税庁が1/1時点の価格を7/1に発表します。相続税の評価額にも使われ、道路(路線)につけられた価格のことをいいます。実勢価格の概ね7〜8割、公示価格の8割ともいわれています。
それぞれ使われる目的が違います。
皆さんがお住いの地域の公示価格は、今回上昇していましたか?(^^)
