第5回 ふくしまの子どもたち 
のびのび信州サマーキャンプ 募集開始です

 
主催:子どもたちを放射能から守る信州ネットワーク・北信
   (略称:子ども信州ネット・北信)
後援:長野市/長野市教育委員会

<募集要項>
放射線量の高い地域に住む子どもたちを招いて、2013年から保養
サマーキャンプを開催しています。
福島原発事故から6年、一部をのぞきほとんどの地域の避難指示が
解除され、「福島はもう安全」のように言われていますが、子ども
を心配なく野外で遊ばせるには、ほど遠い状況です。

子どもたちがのびのびと過ごし、お母さんもリフレッシュしてもら
えるよう、今年も下記のようにサマーキャンプを行います。今年の
宿舎は長野市の「青少年錬成センター」という施設です。長野市街
地から車で20~30分ほどの標高785メートルの場所にあります。豊
かな自然を感じながら、様々な体験をすることが可能です。キャン
プ場やグラウンド・体育館・アスレチックなどがあります。ホーム
ページは以下です。
http://www.nagano-rensei.jp/

宿舎は和室で1~2家族での利用となります。
                         
保護者同伴の子どもさん、ひとりでも大丈夫という小学生も、ぜひご
参加ください。お待ちしています!

・期間:2017年7月22日(土)~7月27日(木)  5泊6日
・宿泊場所  長野市青少年錬成センター(長野市小田切)
・対象  放射線量の高い地域に住む小学生及びその保護者
   (幼児同伴も可能)
 子どもだけの参加の場合は小学4年生以上に限らせていただきます。
・募集人数   25名
・集合場所  郡山駅前(中型貸し切りバス往復使用*バス代は無料
  です)
・参加費  小学生・大人8,000円 幼児3,000円(保険料含む)
・内容 豊かな自然環境の中でゆったりのびのび過ごすプログラムです。

<予定プログラム>
7/22 (土) 午前 郡山駅前 出発  午後 錬成センター 到着 オリエン
 テーション 散策
7/23 (日) 戸隠高原へ  牧場 川遊び  
           キャンプファイヤー   花火    
7/24 (月)  デイキャンプ (錬成センター 野外キャンプ場) 
   フリータイム
7/25 (火)  午前 おやき(郷土食)作り
         午後 プール遊び  
7/26 (水)  クラフトなどフリータイム おたのしみコンサート
7/27 (木)  午前 錬成センター出発  午後 郡山駅前到着
          ※ 天候により内容が変更になることがあります。

・受付は6月3日からとなります。正式な申し込みによる先着順となり
 ます。
・申込方法  下記のメールあるいは電話にて、参加希望者の氏名、年
 齢および学年、性別、住所(市町村)をお知らせの上、お申し込みく
 ださい。

申込先/斉藤純子
  メールアドレス 
bunanohahouse@rio.odn.ne.jp
      TEL.026-222-0213 

●皆様のご協力をお願いいたします

このキャンプはボランティアにより運営されています。運営資金は多
くの皆様からの支援に支えられています。どうかサマーキャンプへの
募金をよろしくお願いします。


郵便振替口座 00590-8-101192
     加入者名    子ども信州ネット・北信

概要が決まりました

2017年の第5回ふくしまの子どもたち「のびのび信州サマーキャ
ンプ」の概要がほぼ決まりました。宿舎が昨年の「長野県青年の
家」から再び変更となりました。長野市の「青少年錬成センター」
という施設です。長野市街地から車で20~30分ほどの標高785メー
トルの場所にあります。豊かな自然を感じながら、様々な体験をす
ることが可能です。キャンプ場やグラウンド・体育館・アスレチッ
クなどがあります。ホームページは以下です。
http://www.nagano-rensei.jp/

日程ですが、施設の関係で従来よりも早くなります。7月22日(土)
から7月27日(木)の5泊6日となります。プログラムの詳細はま
だ決まっていません。今回は中型バスにて郡山駅前からの発着を予
定しています。

今年の募集定員は親子で20名となります。受付は先着順となります。
募集受付開始は6月3日からです。このブログと「ほよーん相談会」
http://hoyou.isshin.cc/ のサイトで募集を行います。正式な申し
込みによる先着順となりますので、よく検討した上で6月3日以降
にお早目にお申込み下さい。


皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

福島原発事故から6年が過ぎ、福島県や政府による一方的な安全宣
言のもとで、避難者への帰還政策が進められています。しかし放射
能汚染がなくなったわけではありません。甲状腺がんの手術を受け
た子どもたちが増加するなど、放射能被ばくによる健康被害への懸
念が深まっています。そういう中でたとえ短期間ではあっても子ど
もたちの保養キャンプは必要だと思います。これからも規模は大き
くはありませんが、信州での保養キャンプ活動を継続させていきま
す。ボランティアの活動ですので皆様からの積極的なご支援・ご協
力をお願いいたします。スタッフを希望する方はご連絡下さい。そ
して募金へのご協力をよろしくお願いいたします。

郵便振替口座 00590-8-101192
 加入者名    子ども信州ネット・北信

問い合わせ:斉藤純子
   メールアドレス
 
bunanohahouse@rio.odn.ne.jp
   TEL.026-222-0213
2016年 第4回ふくしまの子どもたち
「のびのび信州サマーキャンプ」報告(下)

●7月29日(金) 晴れのち雨

朝から強い日差しが照りつけ、この日の最高気温は33度になりまし
た。バスで須坂市動物園に向かい、ボランティアの方々と合流し、臥
竜公園を歩いて動物園へ。小動物とのふれあいコーナーでは、ウサギ
を撫でたりモルモットを抱かせてもらったり、最初はおそるおそる、
そのうち「かわいい~」といつまでも抱いていて、係の方に「次のお
友達と交代ね」と言われたり。また土用の丑の日にちなんで、ペンギ
ンにドジョウをプレゼントするイベントにも参加し、テレビ局の取材
を受けていました。
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近くの公会堂でお弁当を食べてから、待望の須坂市サマーランドのプ
ールへ。1周180メートルという流水プールでは、小さな子も浮輪で
何周もして大はしゃぎ。長野県内のプールでは1番長いというウォー
タースライダーは、順番待ちの長い列ができ、炎天下で待った末の大
歓声。プール遊びは一番の人気で「もうちょっと遊びたかった」と不
満の声も。帰りにお土産を買うため店に立ち寄ったとき、突然の大雨
に見舞われましたが、雨に濡れることもなく無事宿舎に戻りました。
最後の夜は、疲れて早く眠りについたようでした。

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●7月30日(土) 曇り

涼しかった峰の原高原ともお別れです。はるか遠くに見える北アルプ
スの山並み、満天の夜空に瞬くあまたの星々・・・不安定な天気のた
め、見せてあげられなかったことが心残りです。それぞれ部屋の布団
を整え、きれいに掃除をしました。荷物をバスに積み込んで、子ども
たちはお世話になった「青年の家」のスタッフ“ともくん”と一緒に
写真を撮りました。最後に、雲に隠れたアルプスをバックに全員そろ
って写真を撮り、別れを惜しみながら9時半に出発。帰りのバスでは、
DVDを観たり、疲れのためか熟睡されている人もいました。途中の那
須高原SAで6年生2人が下車し、午後4時に福島駅西口に無事到着し
ました。迎えの家族と再会した時の子どもたちの笑顔は、キャンプ中
には見せたことのないような一番の笑顔だと感じました。安全運転で
ずっとご一緒して下さったバスの運転手さんにも、心から感謝致しま
す。
皆様ほんとうにお疲れさまでした。

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2016年 第4回ふくしまの子どもたち
「のびのび信州サマーキャンプ」報告(中)

●7月27日(水) 晴れのち曇り

今日はそば打ち体験です。そばアレルギーに関しては事前の調査をし
っかり行い、実施しました。
朝9時半、戸隠にある吉田高校戸隠分校のそば部の皆さん10人と先生、
指導をされているそば店のご主人が、そば打ちの道具や炊き出しに使
う大きな鍋、コンロなど一式を持って、訪れてくれました。先ず、そ
ば部の皆さんが、そば粉を練ってこね、うすく延ばして切り、全部で
6玉(60人分)のそばを交代で打ってくれました。一工程約40分。子
どもたちもお母さんも、高校生の見事なそば打ちを間近でじっくりと
見ながら、質問もしていました。でき上がったそばは、玄関前に設置
した大釜で茹でました。11時半頃から1時間ほどの間に60人分のそば
が茹であがり、その手際のよさにびっくり。皆でおいしくいただき、
完食でした。そば部の皆さんは8月に「全国高校生そば打ち選手権大
会」に出場するということで、子どもたちから感謝と応援のメッセー
ジをおくりました。同じく昼前に、JA全農長野きのこ部の方が来て、
子どもたちにきのこの話しをして下さり、しめじの摘み取りを体験さ
せてもらいました。なめ茸のビン詰め、きのこもたくさん頂き、早速
いただいたえのきとしめじを煮て、そばにトッピングし好評でした。

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午後は、そば部の高校生たちと体育館でドッジボールなどをして遊び
ました。夕方には近くのフィールドアスレチックに行ったり、マレッ
トゴルフをやったり、それぞれ自由に過ごしました。

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夕食後は、初めて企画し楽しみにしていたキャンプファイヤーです。
白い衣装をまとった火の神様から、子どもの代表がトーチで火をもら
って点火すると、勢いよく燃え上がり、火を囲んでダンスやゲームを
楽しみました。一人一袋ずつの花火を嬉しそうにやって、最後は打上
げ花火で締めくくり。昨日雨で外出できなかった分のエネルギーが、
大放出したかのような一日でした。

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●7月28日(木) 曇りのち雨

今日は青年の家の施設内の野外キャンプ場でデイキャンプです。戸隠
などからボランティアの方々が、お手伝いに来て下さいました。みん
なでカレーライス作りに取り組みました。まず火おこしに挑戦、薪に
火をつけるのに悪戦苦闘しましたが、ご飯は飯ごうで炊き、カレーは
大鍋で作りました。小さい子はトウモロコシの皮むきやグリーンピー
スのサヤむき、大きい子はジャガイモや玉ねぎなどを切り、お母さん
たちは、手際よくサラダに使う野菜を切ったり、ゆでたり。12時には
カレーライスとサラダ、その他数品ができ上がり、大テントの下で、
みんな(総勢34人)でおいしくいただきました。お昼が終わった頃に
ぽつぽつ降り始めた雨が、どしゃ降りとなり、午後は体育館で遊んだ
り、本を読んだり、折り紙やトランプ、将棋をして過ごしました。夕
食後のお楽しみは、松本から来て下さった、ちいばあちゃんこと木島
知草さんの人形劇団「がらくた座」の公演です。人形劇や紙芝居、歌
やクイズ、ドングリのお金でお買い物もして、パワフルで愛情いっぱ
いの、ちいばあちゃんとふれ合うことができました。

さて毎年皆様から、たくさん差し入れをいただきます。JA長野中央会
・JAグリーン長野・JA全農長野様からは、リンゴジュース、桃、スイ
カを直接届けて頂きました。お米は絹川さんから、ハチミツは岩下さ
んから。野菜は松代町の皆さんと信濃町の「信濃ミツバチの会」から、
たくさん提供して頂きました。帰りには家族に1箱ずつ、お土産ボッ
クスをプレゼントすることもできました。ありがとうございました!!

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