新人騎手にあてがわれるシュヴァル産駒たち…OTL。

 

こどおじです。2024年競馬も早くも3月。

藤井勘一郎(40)は2年リハビリも騎手引退。北沢伸也(52)川島信二(41)高野和馬(39)は調教助手に転身。

3月より秋山真一郎(45)田中勝春(53)は騎手を引退し調教師に転身。※新規調教師は9名

JRA史上初の女性調教師前川恭子(46)が5回目の挑戦でついに合格。

 

そして新たに8名の騎手がデビューします。早速見ていきましょう。

 

~中山競馬場~

【石神 深道(フカミチ) 18歳】

…父は現役騎手の石神深一(シンイチ)。祖父も1980年皐月賞13人3着ハワイアンジュエルに騎乗した石神富士雄とこれで親子3代で騎手に。

所属の和田正一郎厩舎(美浦)は09年開業の49歳。通算重賞勝利は21勝オジュウチョウサンで障害GⅠ含む15勝。平地重賞はライオンボス、テルツェット、エミューとGⅢのみで6勝。すべて5番人気までの勝利。

目標とする騎手は父だけど、夢は平地のトップジョッキーになること。

卒業式を見届けた父も「障害には来ないで」と苦笑い。

今週の騎乗は土日6鞍。すべて3歳未勝利戦。タイムオーバーしないように完走すればOKという馬券外の馬ばかり()

唯一の馬券チャンスは土曜中山2Rザロック。前走石田拓郎クンで前残り2着になった馬。

今回のメンバーで単騎逃げさせて貰えば…なんて美味い話は無いでしょう()。

 

【大江原 比呂(ヒロ) 19歳】

…父は調教助手。祖父は大江原哲(サトシ)元調教師。08皐月賞キャプテントゥーレの2着馬で09ダービー卿CT勝ち馬タケミカヅチや15NHKマイルCクラリティスカイの3着馬ミュゼスルタン。さらに父のいとこが現役騎手の大江原圭と競馬一族。

競馬学校を1年留年しての卒業。本当は小林美駒、河原田菜々と同期なのでライバル視。

所属の武市康男厩舎(美浦)は06年開業の52歳。重賞勝利は71戦して23フローラSゴールデンハインドと17東京ジャンプSシンキングダンサー2勝のみ

目標とする騎手は内田博幸。勝ちたいレースは日本ダービー。

今週の騎乗は土日で9鞍で新人最多。見習&女性騎手恩恵で1勝2勝3勝クラスでも騎乗依頼

注目は日曜中山5Rパストラーレ。所属の武市康男厩舎の未勝利馬も2着3回と実績十分。開幕週の逃げ切りVで初勝利を狙います。敵は追込み戸崎よりも新馬ノーザン川田と天才武豊だと思います()。

 

【長浜 鴻緒(コオ) 18歳】

…鴻緒(コウショ)とは①帝王が国を治める事業②帝王の系統とのこと。目標とする騎手は柴田善臣。自称スタートが得意とのこと。

所属の根本康広厩舎(美浦)は97年開業の68歳。重賞は通算50戦未勝利

今週の騎乗は土日3鞍のみも3頭とも前走4着5着と好走馬。特に中山1Rオオゾラヒバリで自称スタート得意を発動させて武史に追走出来れば馬券チャンスです。

 

 

~小倉競馬場~

【橋木 太希(タイキ) 17歳】

…元野球少年。両親が騎手という仕事を教えてくれて目指す。目標は幸英明。

所属の西園正都厩舎(栗東)は97年開業の68歳。01阪神JFタムロチェリー、10エーシンフォワード、12サダムパテックでマイルCS、18VMジュールポレールとGⅠ通算4勝。

今週の騎乗は土日3鞍のみ。3頭とも前走5人までの馬ですべて所属する西園正都厩舎の馬。

先日引退したアフリカンゴールド先輩リスペクトの逃げを決めて前残りを狙いましょう(勝てるとは言ってない)。

 

【高杉 吏麒(リキ) 18歳】

…祖父が厩務員。目標はCルメール、藤岡佑介、坂井瑠星。夢は凱旋門賞勝利。

全8戦の模擬レースで3勝とトップ通過。騎乗技術が優秀な人物に贈られるアイルランド大使賞を貰った40期生代表。

過去のアイルランド大使賞は小林勝太角田大河、松本大輝、泉谷楓真、斎藤新、西村淳也と遡る。

所属の藤岡健一厩舎(栗東)は01年開業の63歳。16宮記念ビッグアーサー、16桜ジュエラー、23大阪杯ジャックドールとGⅠ3勝。最強の2着馬サウンズオブアースなど。

今週の騎乗は土日4鞍。土曜小倉2Rファイツオンは前走京都芝1400mを戸崎で2番手先行3着と好走した所属厩舎の馬なので小倉芝1200mは大チャンス

敵は幸さんと菊沢一樹の57kg馬。新人斤量でなんとか逃げ切りVを狙いましょう。

 

【吉村 誠之助(セイノスケ) 18歳】

…父吉村智洋は園田所属の現役地方騎手。目標は松山弘平。

所属の清水久詞厩舎(栗東)は09年開業の51歳。通算重賞23勝中GⅠ7勝はすべてキタサンブラックのお陰。

今週の騎乗は土日8鞍と多め。土曜小倉3Rスターチブーケは素質馬。日曜小倉1Rジョーメッドヴィンは未勝利3着2着と好走も時計は遅めなのが注意。どちらも所属厩舎の馬。

 

【柴田 裕一郎(ユウイチロウ) 18歳】

…父は調教助手。目標は武豊。夢はダービー騎手。

所属の中竹和也厩舎(栗東)は98年開業の59歳。21エリ女アカイイト10人や09NHKマイルCジョーカプチーノ10人など大穴でGⅠ2勝。飲酒運転により停止処分を受けた角居勝彦厩舎のサートゥルナーリアでホープフルSで制すなど角居ボーナス期間あり。

今週の騎乗は土日6鞍。土曜小倉8RアリスヴェリテはアルテミスS3着の実績馬。日曜小倉アスターブジエは小倉4戦パーフェクト着内馬。どちらも所属厩舎の好走馬で馬券内どころか2勝出来る大大チャンスです。

 

【坂口 智康(トモヤス) 33歳】

…中学から騎手を志すも、裸眼の視力が足りず断念。それでも馬の仕事に携わりたいと調教師を目指して高1より乗馬を開始。大学生の時には馬術大会で団体3位と活躍。

26歳で美浦トレセンに勤務し、20年の30歳から尾形和幸厩舎のもとで調教助手になり引き続き調教師を目指す。

ところが21年に小牧加矢太が障害専門の騎手試験を受ける事を知り、騎手になりたいという夢が復活。

21年は受験締め切り間に合わず。22年は受験するも体力不足で不合格。そして23年に障害専門の騎手として見事合格。

所属の尾形和幸厩舎は13年開業の47歳。重賞は48戦1勝のみ(13京王杯2歳Sカラダレジェンド)。

目標は障害界を盛り上げること。今週の騎乗は日曜小倉4Rトーセンアウローラ1鞍のみ

なお、栗東所属の坂口智康調教師(43)とは同姓同名の赤の他人です。ややこしい()。

 

 

 

…はい、という訳で8人の騎手の紹介でした。

この中から抜け出す騎手は誰なのでしょうか?楽しみですね。

最後に去年デビューした騎手達の成績を振り返りましょう。

 

【デビュー早々スマホ謹慎する河原田菜々小林美駒。】

4/23、福島競馬場の女性ジョッキールームでスマホで動画を見る永島、河原田、小林、古川の女性騎手4人()。

4/23同日、京都競馬場の今村聖奈も女性ジョッキールームでスマホ動画。さらに前日宿泊の調整ルーム(JRA指定のホテル)にて幼馴染みの角田大河と電話していた事が通話履歴から発覚()。

約1ヶ月後の復帰後はしっかり勝利を重ね、河原田菜々は去年13勝の今年1勝。小林美駒は去年10勝、今年はすでに5勝を達成しました。

 

田口貫太クンの大大大活躍!

デビュー週から新人最多の9鞍を貰った田口クンは23年デビュー組でズバ抜けた成績を達成しました。

去年35勝で新人賞のリーディング35位。そして今年も現在10勝でリーディング15位と絶好調です。

WIN5対象Rもマルモリスペシャルで勝利していますからね!

なお、他の23年デビュー男子の成績は...。

小林勝太はライラボンドで3勝クラスを勝利を含む去年12勝の今年5勝

佐藤翔馬は9/10ホーリーブライトで念願のJRA初勝利も通算2勝

石田拓郎はデビュー未勝利のままです()

 

こどおじ「石神深道クンは前走石田拓郎2着の馬に乗るんだからな()。」

石田拓郎「デビューから通算(0-3-1-118)です。」

土田真翔「自分は初勝利まで1年1ヶ月かかったぞ()。」

石田拓郎「…。」

 

【今週のシュヴァル産駒5頭中3頭が新人騎手騎乗()。】

シュヴァル産駒の行く末が新人騎手の騎乗数稼ぎになってしまう未来が見えます()。

日曜中山3Rメジャーレーベルは新馬戦がシンエンペラーの4着。2戦目でいきなりのダート転向も鞍上はルメ様で期待して良いのか…?

 

レッドルゼル、セキフウが種牡馬入りですか…。それでは!