「滋養」とは、「体に養分(栄養分)をしみ込ませる」ことを意味します。「ウェイカワン
強壮」は精力を含め、「体を強く、元気にする」という意味です。すなわち、滋養強壮というのは、先天の気である体質の弱い部分を栄養分で補い、体質を改善して強い体をつくることをいいます。
では、どういう時に滋養強壮が必要でしょうか。漢方では「滋養強壮」を子どもの虚弱体質の改善や病気の回復、呼吸器系の健康増進などに積極的に利用しています。滋養強壮に効く食べ物や生活法、マッサージなども含めてマスターし、健康維持に役立てましょう。
成
人のとても大切な年である女性の33歳、男性の42歳前後は、すなわち「中間決算期」にあたり、普通どれだけ丈夫な身体を持っている人にも、弱いところが
出やすい時期なんです。生まれつき体の弱い人でも、食事に気を配ることで、丈夫に成長することができるのです。逆に丈夫な体質の人でも、不摂生を続けたら
健康を維持できません。 この時期はとても大切なので、くれぐれもご注意ください。
また、病気の回復には、病気の原因を除いて、栄養素を
補給して病気と立ち向かう体力をつけることが重要です。滋養強壮剤(漢方薬やビタミン、アミノ酸、ミネラル)は点滴と同じように、栄養素を補給して体力を
つける効果があり、病気の回復期に飲むと効果を発揮します。特に、風邪など、発熱性や消耗性の病気で食欲がない時にお勧めしますよ。しかし、滋養強壮の薬
だけでは足りない気がします。やはり病気を治す薬を飲まなければいけませんね。