右でも左でもないのが大衆演劇。 | 大衆演劇の納得と共感ブログ☆川崎大島劇場より愛★

右でも左でもないのが大衆演劇。

予備校の大物講師はかつては左翼だらけでした。安倍晋三が目の敵にしていた日教組よりも真っ赤だったと思います。


学生運動やりすぎて、公安からも目をつけられて、東大などを優秀な成績で卒業しているにも関わらず就職できなかった人たちの受け皿になっていたからですね。


そもそも、インテリって基本的には左翼が多いんですよ。戦前の日本は国体護持のために学問統制や思想弾圧を行ってましたからね。公安よりもエグい特高が担ってました。インテリは少なからず反権力が基本です。権力の暴走を監視して食い止める役割を担っているという自負があったと思います。


例え、それが非力だろうと。


朝ドラ「虎に翼」などにやんわりと描かれてますけど、戦前から戦後の社会って大体あんな感じなんですよ。女性とか社会的弱者に対してはなんかちょっとやな感じじゃないですか。


人権だとか民主主義はアメリカから半ば押し付けられたものですからね。憲法とともに。


押し付けられたからこそドラスティックに変えることができたと思いますけどね。政治改革とか選挙のたびに言い続けてるけど、本質的には何も変わらぬままじゃないですか。外圧でないと変えられないのが日本人のような気がしますけどね。


むっちゃんに任せろ!!


ところで、今の日本の政治家ってやたらと憲法を変えたがってるじゃないですか?なぜなんでしょうね。憲法、なにそれおいしいの?


まあ、本筋から外れるので、憲法の話はとりあえず傍に置いておきます。


駿台の講師はほぼ左翼だと思いますね。右翼なんてそもそも採用すらされないんじゃないですか?よほど筋が通っていれば別ですけど、そんな本物の右翼なんて今の社会にいるんですか?


河合塾は割と左も右もノンポリもバランス良くいるイメージです。そこまで拘ってないんじゃないですか?昔は変な講師もちらほらいたような気がしますけど、今はすっかりマイルドになった気がします。そうしないと今時の現役生にはキモがられますからね。


若年層ほどあの石丸を支持するとかいうひとがいると言われてますし。うぶな若者が増えてるんですよ。政治的な話をしてもそっぽ向かれそうです。個人主義と自己責任を植え付けられてる世代ですからね。そもそも、大学受験できるという時点で親ガチャはぼちぼちアタリを引いてるわけですし。


代ゼミはかつては駿台の影響もあったのか、左翼講師が意外と多かったような気がします。まあ、新自由主義の権化みたいな予備校でしたから、受講生がどこまで間に受けていたのかは謎ですけど。


かつて右翼っぽい講師もいたんですけどね。神主のコスプレをして歴代天皇名を唱えているような講師がいました。まあ、女生徒にチョメチョメしてクビになりましたけど。本人は左翼講師の陰謀とか言ってましたね。それは別に陰謀ではないと思うけど。


駿台から代ゼミに移籍してきた講師の中には駿台の左翼臭に嫌気がさして来たようなひともいそうです。知らんけど。


東進は新自由主義の権化ですね。そもそも映像授業なのでアジテーションしてもあまり意味ないですし。インテリぶった左翼講師なんて東進ではウケないと思いますし。軽いノリの講師がウケるんですよ。


大衆演劇は右でも左でもないと思いますよ。近代演劇とはそもそも労働運動から派生したものなので、どちらかといえば反権力、左翼っぽいものが多いのですが、大衆演劇は思想だとかそこまで拘ってないと思います。


そもそも、大衆演劇にインテリジェンスなんてものを求めてないですし。お客さんも小難しいものなんて見たくもないでしょうし。


でも、弱者だとかマイノリティへの眼差しは至る所に散りばめられてますけどね。やくざ渡世なんて社会の日陰者ですから。大衆演劇の主題だったりするじゃないですか。観てる人はお涙頂戴でスッキリして終わるだけですけど、少しでもそれが爪痕として残ればいいんじゃないですか?


大衆演劇は理屈抜きで愉しむものですし。まあ、芝居の背景だとか少し知っておけば理解も深まるとは思いますけど、中には役者自身、あまりよくわかってないようなところも多々ありますし。


むっちゃんに任せろ!!