ジョーヤの不在を小寅丸と天海翼で乗り越えた@歌舞伎町劇場。 | 大衆演劇西高東低ブログ☆川崎大島劇場真夏の夜の夢★

ジョーヤの不在を小寅丸と天海翼で乗り越えた@歌舞伎町劇場。

歌舞伎町劇場が気になって母を連れてやって参りました。


歌舞伎町劇場のホームページではジョーヤ祭り「マリア観音」のままだったので、とりあえず行ってみました。


マリア観音とはカムイの十八番ですよね。カムイといえばマリア観音のイメージです。


母親の手を引っ張って歌舞伎町。


杖は持ってないので、見兼ねて手を引っ張って連れて行きました。今年に入ってから急激に老化が進んでいるんです。実は前みたいに気軽に観劇できるような状況ではないんですよ。


考えてみれば、母親と歌舞伎町劇場に行くのは初めてですね。なんだかんだで、はじめての歌舞伎町劇場になりました。


母親がジョーヤを観たいと言っていたので。最近は芝居に観に行きたいともあまり言わなくなったんです。大五郎が木馬館ゲストの際に誘っても行く気にならなかったですし。


ジョーヤがマリア観音をやると言ったら興味持ったので連れて来たんです。


ジョーヤといえば、15日の立ち回りの際に粉砕骨折したとかで舞台には出られないんじゃないかと思っていたんですけど。


そして、いざ言ってみると演目変更、コトラ丸主演の林蔵でした。赤尾の林蔵ですね。上尾の林蔵とも言うみたいですけど、赤尾と上尾、どっちが正しいんですか?教えて、芝居マニアのひと。


ジョーヤかと思ったらコトラ丸主演とか。


まるで、さわやかのげんこつハンバーグ頼んだら肉団子が出てきたようなものですよ。おだやかではないですよね。


予備校でも講師の急病で代講になることってあるあるだったりしますけど。


昔、代ゼミの西谷が骨折した際は佐々木が代講したそうです。なんか、めっちゃ不機嫌だったとエール出版の予備校大作戦に書かれてました。


かつての代ゼミは自分が一番と信じてやまないナルシスト集団でしたから。代講なんてあまり乗り気にはならなかったと思います。特に同じ科目の講師同士なんてライバルですからね。授業中にお互いの悪口を言い合っていたとか。


富田と木原太郎とか、今井と仲本とか特に有名でした。


そんな代ゼミも爆発、規模縮小に伴い、かつてのような講師同士のバチバチ感はないみたいです。そもそも、生徒が全く集まらないですからね。大衆演劇みたいなものです。


代ゼミは本部の代々木駅前から新宿南口裏への移転、先代の理事長が亡くなったことで完全に終焉したと思います。それは予備校文化の終了を意味してますね。もはや、席取りして大教室で受講する時代ではないですから。


河合塾も駿台もダウンサイズしてますね。代ゼミも今やサピックスが本体ですから。イトーヨーカドーとセブンイレブンみたいなものですよ。あちらもセブンがメインですからね。代ゼミはもはやオマケなんです。


ツッチー、吉野と続いた代ゼミ古文講師の芸人枠も今や無くなってしまいました。まあ、古文なんてそもそも配点低いですからね。スタサプ、ただよびで十分だと思います。アチョー。


受験古文をとことんやりこみたい、というマニアなひとは駿台の関谷先生の参考書を読み込んでみるといいかも知れません。これでもかとばかりに細かく書かれてます。


古文講師に芸人なんて要らねえよ、夏。


まあ、芸人みたいな予備校講師もかつては生徒から需要があったんですよ。彼らは受験生を鼓舞するために敢えてキャラ作りをしていたんだと思います。


吉野は元暴走族というキャラクターを十二分に活かして、やる気のない生徒を時には殴り、授業中にケータイが鳴ろうものならば、そのケータイをへし折ったこともあるとか。生徒の親から苦情があったのは一度や二度ではなかったそうです。今だったら間違いなくコンプライアンス違反になると思います。そういう時代だったんですね。


話はすっかり脱線してしまいました。話は歌舞伎町劇場に戻しますね。


ジョーヤ座長の代講を務めるのは橘小寅丸。父親から名前を引き継いだみたいです。


橘小竜丸ではないですよ?それは鈴丸のパパです。小寅丸ですから。ややこしいですね。


ぱっと見、カムイを錦はやとに少し寄せたような感じです。劇団華の副座長にも雰囲気が似てますね。天昇屋心竜にも雰囲気が似てます。要はぽっちゃり系です。ジョーヤとは対照的ですね。


そして、天海翼が相手役です。劇団澤村の若座長だそうです。劇団澤村をそもそも知らないんですけどね。まだ、23歳だとか。テンカイではなく、アマミと読みます。サウナーにとってもアマミは大事ですからね。ととのいの証拠ですから。


ジョーヤの穴を小寅丸と天海翼で埋めた感じです。ジョーヤのマリア観音を観に来たんですけどね。


場内はなかなか入っていて、なんと大入でした。澤村ジョーヤ、頑張ってますね。歌舞伎町劇場でこれだけ集客できるなんて凄いですよ。座長が不在なのは劇団ファンならば当然わかっていたはずなのに、8割近く入ってました。


前売り券を消化するために来たのかも知れないけどね。観劇仲間に配ったのかも知れません。いずれにせよこれだけ集客できるのは好材料ですね。歌舞伎町劇場も悲観することなさそうです。


神7でなくてもきちんと集客できるんです。来月の中野かずやも、再来月の森川劇団にとっても明るいニュースですね。


大川良太郎よりも集客できているかも知れません。大川良太郎はファンも多いけど、実はアンチも多いですからね。


俵星玄蕃を踊る13歳の澤村琉希。リューキは本名だそうです。琉球の琉に希望の希だとか。いずれ、芸名にするみたいですね。



橘小寅丸もレーザーサーベルを振り回してました。スターウォーズかと思いましたね。


カムイ☆デラックスみたいな小寅丸です。ジェネリックカムイではなく、カムイの上位互換だと思います。知らんけど。


天海翼と相舞踊。


小寅丸、ますますカムイに似てます。


天海翼、本名は光乙葉、名前も芸名っぽいですね。乙葉だからおーちゃんと呼ばれているとか。

※乙葉ではなく、乙羽だそうです。乙葉は藤井隆の奥さんでしたね。


歌舞伎町劇場の背景が映えますね。歌舞伎町劇場は音響と背景はいいので、役者が映えるんですよ。2割増しくらいになりますね。


そして、ラスボス澤村静華が登場。


新しい髷を付けてラス前踊ってました。この日は舞踊ショー終了後に質問コーナーがありましたね。


ジョーヤ座長、最後にチラッとだけ私服で出てきました。


森の石松閻魔堂の最期を公演中に左腕を粉砕骨折したとか。


ちなみに森の石松閻魔堂の最期といえば、ミカイドー真之介の十八番ですよね。ミカイドーの呪いでしょうか?



ジョーヤ座長は声も渋くて、どことなく、シホー友也座長っぽい雰囲気でした。シホー友也よりも愛想は良さそうですけどね。


ジョーヤ不在でも大入、劇団のポテンシャルの高さを証明したかのような公演でした。


小寅丸も天海翼も送り出しの際にめちゃめちゃ愛想良かったので、そこら辺も好感触です。


やっぱり、送り出しは大事ですね。関西特有の明るさもあって、なかなか雰囲気も良かったです。澤村静華のラスボス感も良かったですね。お姉さんに負けてません。