恋川純の種子島大作@三吉演芸場。 | 大衆演劇西高東低ブログ☆川崎大島劇場真夏の夜の夢★

恋川純の種子島大作@三吉演芸場。

大阪では大衆演劇、夜の部やるのか問題というものがございますが、東京には存在しません。平日だろうと夜の部はやるのが基本ですし、やるのかやらないのかなんて考えること自体ナンセンスです。


そもそも、劇場自体が少ないですし、木馬館と篠原演芸場は座付ファンもいるので、夜の部やらないなんてことは今のところは絶対ないですね。


立川は平日夜の部の入りは厳しいらしいですけど、ロング公演の日以外は基本的にやってます。誰も来なくて休演になることとかあるんでしょうか?


川崎大島はいつもギリギリみたいです。座付ファンが片手で数えるくらいですけど、座付ファンが全員集合すればとりあえずは開けるみたいです。来ない時は中止になるかも知れませんが、とりあえず、なんとかやってるみたいです。


非篠原系である三吉演芸場も意地があるので、一応、夜の部はやる予定みたいです。ただし、6時から5時半にしたおかげで、たまに夜の部誰も来ない日というのもあるみたいです。座付ファンの高齢化により、劇団ファン頼みの綱渡り公演が続いてますからね。


関東にも一定数の劇団ファンがいるようなひと握りの人気劇団ならば問題ないんですけど、ファンの高齢化などによって集客が厳しい劇団だとギリギリですね。大阪ではそこそこ集客できる劇団でも関東だと馴染みがないとやはり集客に苦戦しがちです。


篠原コースから外れている劇団だと尚更厳しいです。篠原に頼らなくても集客できる劇団はひと握りですから。それも毎年か、せいぜい一年おきに関東に来ることが大前提です。3年以上開くと残念ながらファンは離れますし、集客できません。


大阪では絶好調な都若丸も東京では誰やねん扱いですからね。毎年のように来ないからすっかり過去のひと扱いです。恋川純みたいに毎年のように来ればいいんですけど、コロナ禍もあって三吉には長いこと来てませんから。


新宿歌舞伎町劇場は裏三吉みたいな公演になってます。ゆえに集客は苦戦してますね。


そもそも、篠原も大幅に集客減ってますから。大阪も全体的に集客減ってますけど、それは東京も同じですからね。


新風公演などで大衆演劇の健在アピールをするのもひとりでも多くのひとに大衆演劇の存在を知らしめるためだったりします。東京新聞の文芸欄には小さく取り上げられたそうですけど、知名度はなかなか上がりませんね。


いっそのこと、300万出して東京都知事戦に澤村蓮とシホー友也でも出しておけば良かったかも知れません。日本文化大衆演劇党から2人を出すんです。合わせて600万円出して、澤村蓮にはチョン烈も付けて選挙活動をするんです。


シホー友也は極度の人見知りなので、そもそも選挙活動なんてできるのかが怪しいですけどね。その前に送り出しをなんとかするべきですよ。


チョン烈は言うまでもなく、滑りそうです。安定の流星ですからね。


しかも、選挙活動中は休演しないといけなくなります。それに、日本文化大衆演劇にそんなお金もなさそうですし。選挙に出るくらいだったら北とぴあなどで公演した方が良さそうです。


まあ、白塗りピエロが出るくらいだったら、大衆演劇としてバカ殿でもやった方がエンタメとしては良さそうですけどね。天夜叉が大活躍しそうです。泡沫候補の台風の目になるかも知れません。梅沢富美男も黙っていられないと思いますし。


昨日は三吉演芸場に行ってきました。恋川純が「種子島大作」をやるというので、恋川純がどんなふうに悪役を演じるのか気になって観に行ったんですよ。


うちの母は恋川純のことあまり好きではないので行きませんでした。恋川純は好みではないそうです。恋川純がいいのは踊りだけだとキッパリ言ってますね。


種子島大作といえば、劇団荒城のオリジナル作品ですけど、今では他の劇団などでも上演される人気作品になってますね。


里美たかしがこの作品を気に入り、荒城照師に頼み込んで上演したそうです。たかしが演じたことでこの作品の裾野が広がったというのはありそうですね。


ちあきなおみの矢切の渡しを細川たかしが歌って広まったようなものですよ。藤田まことの必殺仕事人を東山が演じるようなものですね。


恋川純はたぶん、都若丸同様に里美たかしをかなり意識してるので、種子島大作にチャレンジしたんだと思います。知らんけど。


三吉演芸場、お客さんめっちゃ入ってました。三吉演芸場の場合、予約席が埋まれば基本的には大入なんですよ。人数ではなくて、前方の予約席が埋まれば大入になるのが三吉演芸場の大入基準ですね。とりあえず。


後ろの席はスカスカでも前方さえ埋まれば一応は三吉演芸場では大入になるんですけど、昨日は後方もぼちぼち埋まってましたから。さすが恋川純だと思いました。


札止めになればダブルの大入になるそうですけど、そんなことは滅多にないです。コロナ禍前の若丸の千秋楽とか、たつみの5月誕生日公演くらいですね。


恋川純はこの日までで10枚の大入、昨日の昼合わせて11枚の大入ですね。


三吉で二桁越えるのは奇跡ですから。今年だと今のところは橘劇団くらいじゃないでしょうか?後半にはたつみが控えてます。


昨日の大入はゲストの速水瑛人目当てだったのか、恋川純目当てだったのかは気になるところですけど。たぶん、相乗効果だと思います。


周りのお客さんは温かいひとが多くて、恋川純の種子島大作を大絶賛してました。


まあ、里美たかしが演じる悪役みたいな嫌らしさはなかったですけど、恋川純は熱演してましたね。


種子島大作、本家本元の荒城版を実は観たことないんですよ。勘太郎が演じる「続種子島大作」なら観たことあるんですけどね。昼が慎吾主演の種子島大作で、夜が勘太郎主演の続種子島大作だったんです。


その時、大川良太郎もプライベートで観に来てましたね。木馬館の一番後ろの方の席で目立たないようにしてました。まあ、オーラ消し切れてはないんですけど。


口上挨拶では昨日演じた「雪の渡り鳥」について熱弁してました。


30過ぎてから芝居の面白さにようやく気がついたとのこと。余裕が出てくると役に対して見えてくるものが増えて来て、演じる際にも役にスッと入っていけるそうです。


雪の渡り鳥といえば小泉たつみもよく演じてますよね。


うちの母が木馬館の最前列でたつみ主演の雪の渡り鳥を観たら、雪がドカドカ降ってきて大変だったそうです。鞄の中にまで雪が入ったとか。


雪が降る芝居を木馬館の最前列で観たらダメですよ。血糊もそうだけど。演目に応じてどこで観るのか考えるのも大事ですけどね。いつも同じ場所で観るのもいいけど。


恋川純、種子島大作に関してはそこまで思い入れは無さそうです。里美たかしが悪役をイキイキと演じていることは有名ですけど、恋川純はあまりサイコパスみたいな役は好きではなさそうです。向き不向きがありますからね。


この日は恋川純、芝居を頑張る日でした。なので、舞踊ショーは比較的淡白でしたね。芝居が濃いと舞踊ショーは薄めになるみたいです。


舞踊ショーまで濃かったら大変ですからね。芝居も舞踊ショーも濃いなんて、劇団美山くらいですよ。


そういえば、恋川純が珍しく歌ってました。恋川純の歌を聴いたのは記憶にないですね。三味線よりもレアかも知れません。


歌に関しては若丸より上手かったような気がします。


あと、2人ミックスジュースもやってましたね。コーラの差し入れがあったんです。純弥ファンのマダムから。


なんだかんだで15分ほど延長してました。週末公演ということもあり、3時間超えのいつもより少し濃いめの恋川純でしたね。舞踊ショーは薄めだったけど。




今年は恋川純が木馬館に乗るのか分からないので、一度くらいは三吉に行こうかなと思い、なんとなく行ってみました。


あと、三吉演芸場から歩こうと思えば歩いて行ける距離にある桜湯が六月末で閉館らしいです。


横浜市銭湯スタンプラリーやってるんですけど、さらに横浜市内の銭湯が減ってしまいました。子安にある井川湯も5月で閉館し、期間中に既に二つ閉館です。


なので、47館でコンプリートになります。横浜市は広範囲ですから、コンプリートしようとするとかなり大変だと思います。期間は9月1日までですね。


桜湯が気になる人は三吉演芸場で恋川純を観に行きがてらに行ってみてください。住宅地にポツリとあるフツーの銭湯ですけどね。


ちなみに、伊勢佐木町には黒湯の銭湯も二つほどあるんですよ。刺青だらけですけど。川崎大島劇場周辺の銭湯もそんな感じです。刺青率、高めです。まあ、浅草界隈の銭湯も大体そんな感じですけどね。


大衆演劇と刺青は切っても切れない間柄なんですね。政治家とやくざみたいな感じです。


なので、選挙をナメてるような輩を排除したかったらヤクザを使えばいいんですけどね。新法でヤクザが排除されちゃいましたから、あまり露骨には口出しできなくなってるんですよ。


やつらはその隙間に入り込んだ感じですね。半グレや中国マフィアみたいなものです。政治チンピラですね。ヤクザが介在できないのであれば、法律で規制するしかないでしょうね。


やつらはカネ出してイキってるだけですから。カネで自由を買えると思ってるんですよ。阪大のバカサークルが旅館で乱痴気騒ぎしてネットに載せたようなものです。やってることは学生ノリですからね。