東京都知事選譚〜ババアとヘアヌードと学芸会。 | 大衆演劇西高東低ブログ☆川崎大島劇場真夏の夜の夢★

東京都知事選譚〜ババアとヘアヌードと学芸会。

NHKのプロジェクトXでは富士通のスーパーコンピュータ京をやってましたね。2011年頃の話だそうです。


蓮舫が事業仕分けで「2番ではダメなんですか?」と言ったアレですよ。


「2番ではダメなんですか?」という言葉ばかり一人歩きしてますけど、立場が変われば、事情も変わりますからね。


研究者とはエリート集団ですから、エリートにとって2番なんて絶対あり得ないんですよ。


大衆演劇でいえば、都若丸みたいなものです。都若丸からすれば、劇団美山の後塵を拝するなんてあり得ないじゃないですか。大阪ではダントツでNo. 1ですからね。ここでいうところのNo. 1とは観客動員数だったり、興行収入だったりすると思います。具体的に数値化できるナニカだと思いますね。好感度だとか、そんな感覚的なものではないと思います。お客さんをひとりでも多く呼んだものが勝ちなんですよ。


スーパーコンピュータにおけるNo. 1とは計算速度ですね。富士通の京は一秒間で一京ケタまで計算できるそうです。計算が早いとは処理能力が高いということで、複雑な計算が迅速かつ容易にできるということですね。主に企業の研究開発におけるシミュレーションなどに用いられます。


スーパーコンピュータとは庶民の生活などに直接的に関わることは殆どないですけど、災害対策だとか新薬の開発だとか、間接的に関わっているわけです。


政治家にとって、国家戦略として研究開発を支援することで国際競争力を高めることも大事な仕事のひとつですけど、その一方で一般庶民の生活の安定だとか社会保障を整備するというのも重要な仕事だったりします。


事業仕分けとはこども手当だとか社会保障のための費用を捻出するために行われたものだったはずです。まあ、結果的にうまくはいかなかったみたいですけど。そもそも、消費税の使い道自体、全額が社会保障使われてないわけですから。本来ならばそこにメスを入れるべきだったんですけどね。財務省がそれを許さなかったんでしょう。民主党政権もそこで躓きましたからね。


エリートが2番じゃダメなのは当然です。プロ野球の球団で万年最下位だったりすれば、ファンは黙ってないですからね。西武ライオンズとかどうなってしまうのでしょうか?


そうはいうものの、サッカー日本代表はワールドカップでベスト16の壁を越えることはいまだ成し得てません。2番にさえなれないわけです。予選突破できれば御の字ですからね。トップを目指せるのはエリートの中でもごくひと握りの話なんです。


大衆演劇でもトップを競っている劇団なんて片手で数えるくらいだと思います。その中でも劇団美山と都若丸劇団がダントツなんですね。


章劇が大衆演劇のNo. 1を目指すなんておこがましいじゃないですか。チョン烈さえ全く盛り上がってないわけですから。純烈にも相手にされてません。


劇団ビホーが大衆演劇No. 1を目指すなんて無理ゲーですよ。座長の愛想が悪すぎます。あんな送り出しで人気劇団なんてなれるはずがないじゃないですか。


その一方でファンからすれば、別にナンバーワンになんかならなくても別にいいんですよ。


元々特別なオンリーワンとか言うつもりはないですよ?オンリーワンなんてナンバーワンよりもさらに上の次元ですからね。唯一無二の存在という意味ですから。ナンバーワンなんて一過性のものですからね。


政治家にとって、日本がナンバーワンを目指すべきという理念のひとがいても然るべきですけど、そればかりが政治ではないんですよね。エリートではない庶民、大衆にもアプローチしないといけないんですよ。一般市民を無視して日本がナンバーワンとか言っても虚しいだけですからね。


かつての日本みたいに世界最大の戦艦大和なんか作っても臣民を守ることなんて結局できなかったわけですし。


ところで、今回の都知事選なんですけど、都民のことを考えてる候補者が一体全体どれくらいいると言えるんでしょうか?


小池百合子にとって都知事はあくまでも腰掛けに過ぎないでしょうから、相変わらず公約なんて口だけでしょうし、蓮舫はただ小池百合子に喧嘩を売りたいだけでしょうし。


それ以外の候補者は単なる売名行為ですよね。自分達が気持ちよければそれでいいんですよ。単なるエンタメですね。ディズニーランドに行くような感覚で選挙で遊んでるだけですから。


大衆演劇でもたまにお客さんそっちのけでおふざけをやりたがる役者、いるじゃないですか。お客さんに全くウケてないのに、それでもおふざけを続けるような鋼のメンタルの役者とかたまにいますよね。


関東では昔に比べると減りましたけど。そもそも、おふざけなんてやってる余裕もないですから。ただでさえお客さん少ないのに、滑ったら寒いだけですからね。


それにしても、都知事選でおふざけをやってる候補者たちはホントにおもろいと思ってるんでしょうか?滑ってるという自覚は全くないんでしょうか?だとしたら、末期だと思います。


おもろいか、おもろくないかと言われたら、ハッキリ言っておもんないですからね。


かつてヘアヌード写真集とか流行ったじゃないですか。みたくもないようなおばさん女優がむやみやたらに脱いで、写真集出してたんですよ。需要なんて全くないのに、なにを勘違いしてるのかヘアヌード写真集だらけだった時代があるんです。


選挙ポスターでヌードになったり、候補者でもなんでもないアイドルもどきのポスターを貼りまくったりとか、まさにかつてのヘアヌード写真集だらけだった頃を彷彿とさせます。


別に脱ぐのはいいけど、脱いだところで誰得なんですか?本人がただ脱ぎたいだけだったんじゃないですか?ババアヌードなんて誰がみるねん。


政治って、独りよがりのパフォーマンスを魅せる場所でしたっけ?


そんなの、大衆演劇的にもアウトですから。お客さんが見たいものを魅せるのがエンタメの基本ですからね。最近、そこら辺が乖離してるような気がします。コロナ禍で減ったお客さんが戻って来ないのも、どこかで大衆演劇もういいやと思われてるんじゃないですか?


お客さんが見たいものをきちんと舞台でやってる劇団は集客もそれなりに安定してますからね。増えないのはどこかで独善的になってるからだと思います。


立候補するのはいいけど、記念受験みたいなノリで立候補されても迷惑なだけですからね。立候補するからには政治家らしいアピールをそれなりにするべきだとは思います。


政治家にユーモアって必要なんでしょうか?おもろければそれなりに価値はあるかもしれませんけど、お世辞にもおもろいとは言えないですからね。学芸会みたいなパフォーマンスなんてみたくもないです。