里美こうた誕生日公演@篠原演芸場。 | 大衆演劇西高東低ブログ☆川崎大島劇場真夏の夜の夢★

里美こうた誕生日公演@篠原演芸場。

たんたかたん、たんたかたん。

こうたかたん、こうたかたん。


去年12月のたかし誕生日、略してたかたん。


それに引き続き、4月はこうた誕生日、こうたんツーデイズでしたね。


前回、こうたんを篠原演芸場でやったのはちょうど二十歳の時でした。何年前だったっけ、と思ったらなんと、8年前とか。


8年も経つんですね。8年、長いです。小3の甥っ子がイクラちゃん状態の頃ですからね。パプーしか言えない頃ですよ。8年前ですから。いま、ニンテンドースイッチでポケモンやってますからね。意外とよく喋るし、誰に似たんだか。


二十歳だったこうたもアラサーですからね。身長はさほど変わらないので、見た目はあまり変化ないですけど。そもそも化粧してるので、肌の艶とかまでわからないですから。ぱっと見、変化なしですよね。


というか、久しぶりに後見みたんですけど、めっちゃ太りましたね。あんなに太って大丈夫なんですか?コレステロールとかやばそうですよ。ハンプティーダンプティーみたいになってましたからね。「転がる石」でも踊って欲しいです。ゴロゴロ転がりながら。


後見は太りすぎです。このままだと大衆演劇最重量を更新しそうな勢いです。実際。


後見のコレステロールはどうでもいいです。こうたの日ですからね。後見のコレステロールの心配はへらちょんぺでやるべきでしたね。


へらちょんぺ、見に行きたかったんですけどね。いつか、へらちょんぺ本人と共演してください。へらちょんぺ、もう還暦らしいですけど。


こうたん、全席指定ですよ。二階席までびっしりと席埋まってました。篠原演芸場の二階席なんて普段は居眠り専用席ですからね。寝ていても役者にはバレないので、足伸ばして遠慮なく寝ることができるんですよ。二階席は芝居を観るためというよりも、寝るための場所ですから。


なんだったら動画も…それはダメですね。ターミネーターのタミコさんになってしまいます。


篠原演芸場あるある。二階席で睡眠、惰眠。


大衆演劇は真剣に観るものではないですから。役者は真剣だと思いますけどね。それなりに。


某座長みたいに座長がふざけだしたらその劇団はいよいよ終わりですけど。具体名を上げるとまた炎上するので、あげませんけど。おほほ。


前回8年前のこうたんは昼夜で600人越えだったそうです。篠原演芸場の新記録だったとか。


今回はさすがにそこまで詰め込んではいなかったけども、今回もなかなか入ってましたよ。聞いた話だと、自由席求めて朝の6時から並んだ猛者がいたとか。


そんなの、三吉演芸場の都若丸公演くらいしか聞いたことないですよ。三吉の若丸か、篠原の美山か、ですよね。大衆演劇のツートップですね。


なんで、若丸は篠原に乗れないんですか?楽屋が狭いからでしょうか?楽屋を広くしないとダメですかねえ?謎です。


うちの母は劇団美山を楽しみにしているんです。未だに8年前のこうたんで配られた小さなバッグを使ってますからね。ハンドバッグ代わりに。気に入ってるみたいですよ。


そんな母も8年ですっかりもうろくしてしまって。足腰も弱って、ヨボヨボなんです。あと何年観劇できるのか、わからないですね。他に趣味がない人なので。大衆演劇がなくなったら終わりですね。そんな人もいるんですよ。


看護とかリハビリとか詳しいひと、いらっしゃいませんか?いろいろ心配なんです。ここ最近。


病院は精密検査には及び腰ですし。医者なのにいい加減なんですね。役者がいい加減なのはともかく、医者がいい加減では困るんですけど。他に仕事も抱えていて大変なのはわかりますけど。


ちゃんと診てくれる医者にチェンジした方がいいのかな?大衆演劇だったら、気に入らなかったら他の劇団にチェンジすればいいじゃないですか。まあ、選択肢はあるようであまりないのが大衆演劇ですけど。美山の代わりとか実際、いないですからね。


美山も思うところはチラホラありますけど、代わりがいないので、多少のことは目をつぶってますよ。美山が完璧かといえば、そんなことはないですからね。


そもそも混みすぎですから。大衆演劇は程よい混み具合がいいんです。劇場としては満員御礼が理想でしょうけど。観る側からすればゆったりみたいですから。席取りとか心配しなくてもいいくらいがちょうどいいんです。なんだったら、酒飲んで寝てしまうくらいのゆるさが大衆演劇ですからね。


昼が「はるのじょう変化」でしたっけ?劇団花吹雪の座長はるのじょうが七変化する芝居です。キューティーハニーばりにはるのじょうが変化するみたいです。


三代目はいいけど、はるのじょうがイマイチなのよ、劇団花吹雪は。


夜は最上川でしたっけ。最上川は冬のライン下りが有名ですね。ちゃんと屋根ついて掘りごたつありますよ。さすがに吹きっさらしじゃないですよ。そんなの、知床遊覧船カズワンばりにやばいですよ。


最期の川でしたね。新作狂言だそうです。テーマは認知症。大衆演劇で認知症を描くとか。


たぶん、お客さんの中には介護疲れしているひとがいるかも知れません。親を看取ったひとも居られることでしょう。そんなお客さんに向けてのメッセージなのかも知れません。総座長が父親を熱演してました。ほぼ座長との二人芝居でしたね。


それなのに、なんであんなに沢山の裏方がいたのかは謎ですけど。はるのじょう変化で派手な立ち回りがあったんでしょうか?あの居酒屋シーンと舞踊ショーのオープニングのためだけにアレだけのひとが出る意味ないですからね。なんの説明もなかったので、ほんと、謎でしたけど。


新宿歌舞伎町劇場の柿落としで山根社長が「芝居を観ることでお客さんが少しでも軽くなってくれたら」みたいなことを言ってました。谷村新司みたいな山根社長が語ってましたね。今回の芝居もそんな山根社長のメッセージを踏襲するかのような芝居でした。


山根は篠原のライバルですけど。歌舞伎町劇場は山根系なので、篠原系の劇団は乗れません。小泉たつみも大川良太郎も篠原には乗れませんね。はるのじょうも乗れません。大衆演劇にもいろいろあるんですね。


ということは、美山が歌舞伎町劇場に乗ることもないのかな?橘劇団が乗ることも難しそうですねえ。


若丸は歌舞伎町劇場の楽屋にケチつけてますね。まあ、確かに歌舞伎町劇場のバックヤードはなんとかした方がいいとは思いますけどね。遠すぎますよ。


2時間の熱演でした。こうたの女形とたかしの熱演が光る芝居でしたね。


ところで、最期の川の意味、分かりましたか?最後に手を合わせていましたね。直接は描いてなかったけど、それも含めていい芝居だなと。荒削りながらよく作ったなと思いましたね。


ゴリゴリの時代劇でなかったのもいいですね。時代劇ならばテンプレでできるので楽なんですけどね。大衆演劇の役者ならば、大体は打ち合わせなしでもできるでしょうし。時代劇に見せかけて時代劇ではない芝居でした。テーマ性もあって、少しだけ攻めた感じでしたね。


昼の雪のじょう変化の方が大衆演劇っぽい芝居だったんじゃないでしょうか。川越あたりでもできそうな芝居ですよね。


まあ、今回の芝居は昼夜ともにそこまで大掛かりではなかったでしょうし、篠原演芸場の棟梁も多少は楽できたと思います。知らんけど。


座員を休ませるために、敢えて二人芝居にしたのかも知れませんね。半年間大変でしたでしょうし。新風公演とか。


舞踊ショーでは2階まで上がってましたからね。二階席まで役者が上がることなんて滅多にないですから。大体の劇団は篠原演芸場の二階席はスルーしますから。ないものだと思ってやってそうです。


二階席まで役者が上がったのなんて、大昔の小泉たつみくらいじゃないですか?まだ、のぼる会だった頃。たつみ座長が二十代の時ですね。2階まで上がったそうです。昔はタフだったんですね。最近はたつみ座長も抑え気味にしてますけど。


夜の10時まで、がっつり舞踊ショーやってました。送り出しはなし。美山は関東では送り出しはやらないポリシーみたいです。そこら辺も思うところがありますけど、まあ、頑張っているのでオッケーです。


千秋楽はいけないですけど、月曜日は盛り上がると思います。休みにして行こうかと思いましたけど、まあ、そこまでしなくていいかなと。


千秋楽、少し気になりましたけどね。夜までやってたら行ったのに。月曜日の昼間ですからね。送り出しもやらないし、まあ、別にいいかなと。


日曜日、行けたら行くかも知れません。全ては母親の気力と体力と体調次第ですね。