もしも願いが、かまうまら… | 大衆演劇西高東低ブログ☆川崎大島劇場真夏の夜の夢★

もしも願いが、かまうまら…

川崎大師の近くにある金山神社、通称かなまら様。


かなまら祭りの季節がやって参りました。


かなまら様とは川崎宿の飯盛女が梅毒など性病に罹らないように、がっつり稼げますようにと祈願したことから由来しているそうです。


それが巡り巡って昭和末期、エイズという病気が全世界に蔓延して、同性愛者を恐怖のズンドコに…


ちがーう!


恐怖のどん底に叩き落としました。


歌手のマドンナなどが立ち上がり、エイズを予防しようと声をかけ、日本でも桑田佳祐とミスチル桜井和寿がコラボして「奇跡の星」というシングル曲を出したりしました。


その後、エイズは特効薬が開発され、不治の病ではなくなりました。


その時代にかなまら様はエイズ予防の神様として祀られ、新宿二丁目のオネエ様を中心に適当に信奉されました。


その際、二丁目の女装倶楽部エリザベスが御輿を奉納、ピンク色のイチモツを御神体にしたエリザベス神輿が知る人ぞ知る存在となりました。


時は流れて平成末期、ネットではSNSが隆盛となり、エリザベス神輿がSNSに上げられると、全世界から「なんじゃこりゃ?」とバズり、バズられ、歓喜のズンドコパラダイスに…


川崎ローカルだったかなまら様は世界のウタマロフェスティバルとしてワールドワイドのGODになってしまいましたとさ。


今や、わざわざエリザベス神輿を観るために全世界から同性愛者が集うフェスティバルになってる次第です。ヤバいっすねー。


大衆演劇もこれに見習いたいですね。インバウンド受けを狙うならば、かなまら様に御神輿でも奉納するとか。


毎年、大衆演劇の役者がチンコ神輿を担いで練り歩けば、もしかしたらバズるかも知れません。知らんけど。


リアルでシュールなメイクアップシャドウ、車道にチンコが練り歩くかなまら様のご勇姿が、これだ。


ピンクのデカマラ、エリザベス神輿です。


今年から白い布が掛けられてます。コンプライアンスでしょうか?昨年までは剥き出しでした。剥き出しのズルムケだったんですけど、今年からはモザイク、もとい、白い布がかけられてます。残念ながら。


珍コンプライアンスですね。チンコだけに。


オマツリジャパンのクルーはクリップボードで拍手してました。やっつけ仕事ですね。


女装家のラムちゃんも参加してたっちゃ。


女装倶楽部の皆さん、お疲れみたいです。疲れますよね。


エリザベス神輿の巡行はハーフの公園まで、エリザベス神輿は寸止めになってます。最後までやるとひとがごった返して収拾がつかなくなるので半分にしたのか、担ぎ手の高齢化によってオネエ様の前立腺を心配してのことなのか。


こう見えても一応神事なので、木遣も歌えば、神主も同行します。信じられないかも知れないけど、神事ですから。チンチンですけど、神事ですからね。


使い込んだ老人のマラみたいな小ぶりな神輿を担いでます。左にぶらーり、右にぶらーり。


ジジイでも勃つんですね。ジジイでも。ジジイのくせに勃つんです。


二時にはエリザベス以外の地味な神輿が帰還しました。エリザベス目当てのギャラリー的には残念でしたね。エリザベスはハーフでした。


エリザベス神輿を模ったチンコ飴をペロペロ舐めてるんです。チンコ飴しゃぶりながらスマホでチンコを撮ってるんです。シュールすぎますよ。


まあ、観客全員笑ってました。全員笑顔でしたね。


集うものを笑顔にするお祭りと考えれば、この祭りの意義があるというものです。


チンコ神輿は食べなかったけどね。別に飴はそこまで好きではないですし。


来年の4月、劇団大川が川崎大島劇場に乗って欲しいですね。そして、かなまら祭りと珍コラボということで、農夫と神様をやって欲しいです。禁断の農夫と神様を。


大衆演劇ブログなのに、大島劇場には行かないでこんな祭りのレポをしてすいません。


でも、姫錦之助座長も下ネタ大好きだというので、たぶん、これを読んでくれたら喜んでくれるはずです。


新宿歌舞伎町劇場にも一度は行くつもりですからね。しばしお待ちを。