油壺観潮荘が閉館したそうです。
3月15日、油壺観潮荘が閉館したそうです。
うっかり忘れてました。閉館が発表されたのはかなり前だったので、そのうち行こうかなと思っていたらすっかり忘れてました。いけばよかった。迂闊でした。ちゃんとメモしておかないとダメですね。すっかり抜けてました。
温泉認定されたのはつい最近なんですよ。油壺マリンパークが閉館する数年前じゃないですか。マリンパークがなくなれば、ホテルの需要もほぼなくなりますよ。夏場は海水浴ができるけど、それ以外の季節はぶっちゃけ何もないですからね。
京急の三浦半島開発の失敗ですね。京急久里浜線を油壺まで延伸できなかったのが一番の要因です。油壺マリンパークも京急線の延伸ありきで建てられたレジャー施設ですからね。
途中に網代の森っていう場所があるんです。元々は別荘地だった場所で、そこを買い取ってゴルフ場開発する予定でした。
オイルショックか何かで工事が中断すると、用地が森と干潟になり、水生植物や野鳥にとって貴重なサンクチュアリーとなったんです。その結果、自然保護の機運が高まり、油壺までの鉄道敷設予定だった場所も工事が困難となりました。
せめて鉄道くらいとっとと工事に着手してしまえば良かったんですけど、地権者と揉めて用地買収自体が滞っていたんです。三浦半島はキャベツや大根、スイカなどの産地としても有名で、農地が多いんです。農家が土地を手放さなかったんです。農家のジジイはそもそも鉄道に乗って都心になんか行きませんから。鉄道も都心から来るレジャー客目当てか、マンション建てて通勤の足にするためでしたからね。
暫定の駅に過ぎなかった三崎口が事実上の終点になり、油壺への延伸もなくなりました。
三浦市は人口が減少していて、ついに四万人にまで減ったとか。東京ドームが満員だと五万人以上入りますから、その程度の人口なんです。神奈川県で唯一の消滅都市、限界集落とさえ言われています。
京急は久里浜線延伸を諦めて空港線延伸に前のめりになり、空港線が終わったら品川駅だとか大師線の改良工事に着手しています。久里浜線なんてもはや眼中にございません。
マリンパークが閉館、観音崎京急ホテルも城ヶ島京急ホテルも油壺観光ホテルも閉館、そして油壺マリンパークも閉館し、最後に油壺観潮荘も閉館となりました。三浦半島の京急における観光開発の終焉を意味します。
まぐろきっぷだけが唯一の観光対策ですね。三崎口から三崎港まではバスで二、三十分かかります。道路の渋滞が酷いんです。三崎口駅前には何もありません。元々駅を作るつもりはなかった場所ですからね。油壺、三崎方面に延伸できなかった成れの果てです。
東大落ちの早稲田みたいな感じですね。三浪して早稲田にしか入れなかった岸田首相みたいなものです。開成高校なのに早稲田なんて、元予備校講師の井川みたいな感じですよ。油壺まで届かなかった京急と、東大には届かない岸田。岸田の喋り方ってなんか腹立ちませんか？なんとなく。油壺まで延伸できなかった京急の寸止め感ですよ。
まあ、安倍晋三は早稲田どころか成蹊大学ですからね。それでも長いこと首相の座に居座ってましたから。政治家に学歴はあまり関係ございません。芸能人と同じですよ。要は世渡り上手の人たらしならばうまく行くんです。
京急の観光開発は下手くそすぎましたけど。西武みたいにイケイケではなかったんですよね。伊豆箱根はかつて西武と東急で競ってました。伊豆急は東急系列、修善寺方面は西武系列ですね。伊豆半島もかなり残念なことになってますけど、三浦半島よりはマシだと思います。下田とかホント田舎で、雰囲気は三崎と似てますけどね。
油壺観潮荘の温泉は結局一度も行かなかったですね。一度くらい行きたかったんですけどね。場所が微妙過ぎるんです。帰りは遅くなるとバスなんかなさそうですし、歩いて三崎口まで行くのはなかなかタフですし。まだ、馬堀海岸にある横須賀の湯楽の里の方がマシです。夜は何も見えないですけど。真っ暗闇ですから。
あと、三浦海岸にまほろばマインズとかいうホテルがあって、そこにも風呂はあるみたいです。温泉だったかは知らんけど。昔は海洋深層水を使ってました。油壺マリンパーク付近から採掘していたみたいですね。それも結局やめましたけど。
弘明寺のみうら湯でも海洋深層水を使っていたんですけど、いつの間にか温泉だけになってます。海洋深層水は一時期流行りましたけど、消えましたね。
水素水みたいな胡散臭さはないと思うんですけど、割に合わなかったのかも知れません。貴重な資源ではあるけど、海底から汲み上げないといけないですし。
ちなみに水素水は全く意味がないそうです。アレに金を出すのは無駄です。まだ大衆演劇の役者に御祝儀を渡した方が有意義だと思います。知らんけど。
油壺
京急開発
ぬれ落ち葉
まるで、どこかの紅葉座みたいなものですね。知らんけど。