『大衆演劇、夜の部はなんでアカンのか？』

大衆演劇、夜の部の入りが厳しいそうです。

それは、お客さんの8割から9割以上が女性だからです。女性だけで夜の部ってなかなか抵抗があるんじゃないですか？帰りが遅くなれば家族に申し訳ないというのもありそうですし、夜道はなるべくならば歩きたくはないでしょうし。

あとは、遠征客ですよね。夜行バスでもない限り、帰りの新幹線だとかありますし、観るとしたらどうしても夜より昼になりがちです。

夜の部の集客を上げるためにはどうしたらいいでしょうか？

観光客、男性客、地元民など、夜の部でも大丈夫そうな人たちを集客する。

観光客は観光地でないと難しそうですね。かといって、あまり辺鄙なところだと日帰り客は厳しそうですし。観光ついでに行けて、立地条件のいい劇場なんて限られてます。

男性客や地元民に見切られてるから舞踊ショーなど女性客に全振りしてるわけですから、大衆演劇に男性客や地元民を呼ぶのは厳しいと思います。

そもそも、かつては男性客や地元民も多かったのだと思います。元々は大衆演劇といえば夜観るものだったと思いますし。

夜の部は仕事帰りの労働者のおじさんだとか、地元民向けですよね。遠くから来てるひとや女性客を夜の部に集客するのは難しいですよ。物理的にも生理的にも厳しそうですし。

要は地元の座付ファンを集客できないから夜の部が厳しいわけです。遠くから劇団ファンの女性を呼び込むことでなんとか持ち堪えてるのが大衆演劇の現状ですからね。構造的な問題だと思いますよ。

ならば、なぜ男性客や地元民に見限られたのか。

ひとつは労働賃金の低下です。大衆演劇にお金を落とせるひとが減ったからです。年金の引き下げも大きいですね。格差が拡がれば、大衆演劇ファン層は縮小します。大衆の演劇というならばなおさらですね。大衆演劇に2万も3万も出せるひとは限られますから。

ホテルのディナーショーとか強気ですねえ。もはや、中堅芸能人価格ですからね。

地元民に飽きられたというか、リピーターが減ったような気がします。収入が減ったというのもありますけど、マンネリ化は否めないですね。新規参入も難しく、ニューフェイスも少ない。新陳代謝がほぼないですからね。安心できる反面、想定内に収まりがちなのが大衆演劇ですし。

マンネリ打破のために新風公演とか立ち上げてますけど、ファン拡大のためというよりも、ファンの繋ぎ止めですよね。集客減に歯止めをかけるためだと思います。祭りとかゲストだけでは思ったほど集客が伸びなくなってるというのがありそうです。

ファン層の拡大に関してはメディアに取り上げられるとか外的要因が必要になると思うので、闇雲に何かやれば何とかなるものではないですよね。ネットで大衆演劇がバズる可能性はゼロではないけど、かなり難しそうです。若年層に訴えるものではないですし、純烈みたいにセンターで草の根レベルで泥臭く活動した方が確率は上がりそうです。ネットよりも口コミに期待した方が良さそうですね。

チョン烈はちょんまげ小僧みたいなバズりは無理だと思います。方向性は似てるのに。ちょんまげ同士。まあ、バズったのはひき肉ですけど。

2022年流行語大賞にもノミネートされてます。