浪人街、なかなか見応えがあってよかったです。 | 大衆演劇西高東低ブログ☆川崎大島劇場真冬のソナタ★

浪人街、なかなか見応えがあってよかったです。

劇団菊太郎は菊太郎がただひとり大衆演劇っぽい感覚を持っていて、あとの人たちはニュータイプというか、大衆演劇してないというか。


ザ大衆演劇っぽいのが欲しい人には合わないような気がする。劇団暁の方が大衆演劇してるよね。王道の田舎芝居というか、三文芝居というか。


不思議な魅力がある劇団とは思います。例えるならば、ポテトチップショコラ味みたいな。


王道の塩味でものり塩でもコンソメでもなく。


看板は総座長なんだけど、双子の若座長を売り出そうとしている感じ。マクドナルドに例えると、ビックマックが総座長で、双子がてりたまバーガーみたいな。ビックボスみたいな総座長ですね。


双子は木馬館の女性スタッフもイケメンだと絶賛しているので、見映えはいいと思います。


芝居も総座長の薫陶を受けていて、それなりに頑張ってますね。立ち回りなんかも素早いし。一見劇団のア太郎くらいは動けると思います。


この劇団の最大の魅力は家族的な雰囲気ですね。シリアスな芝居でも時折素に戻って、親子に戻るところとか。


芝居は及第点、悪くはないです。


ちなみに、浪人街は大川良太郎も演じたことがあるらしいです。確か、若丸をゲストに呼んで。


舞踊ショー、特に個人舞踊はイマイチかも知れません。売り出し中の双子は芝居はともかく、個人舞踊がやる気なかったり。むしろ、てじなーにゃな双子の弟の方が、舞踊に関しては全然いいですね。


個人舞踊をスキルアップすれば、なかなか侮れない劇団になるような気がします。


個人的には総座長の歌が耳に残りました。あのサビの部分は中毒性があります。


らーぶらーぶあいらびゅー、あいらぶゆー

おれとおまえのラブソング


とかいう曲。もう何年も歌っているのに、なんか病みつきになります。無限もやし、無限キャベツみたいな。居酒屋のお通しみたいな感じです。


なんとなく、ポケットビスケッツのグリーンマンっぽい曲です。ウド鈴木が歌っていた曲ですね。













先日は双子の二十歳公演だったのに、総座長の歌が全て持って行ってしまいました。


そういうところも含めて、まだまだ総座長には敵わないような気がします。大衆演劇とは何たるかを熟知してそうです。


ただ綺麗に演じるだけでは大衆演劇ではないんですね。敢えて少しずらしたほうが大衆演劇っぽくなるんです。芝居でも舞踊でも。


微妙な妙というか。ジャンクフードみたいな。


関東篠原一家でいうと、チョン烈はあざといくらい大衆演劇してますね。でも、アクが強くて、たぶんバズらないと思います。


ちいかわたかひろにちいかわやらせた方がバズるような気がします。知らんけど。


ラストショーのハリーポッターも双子の弟が大活躍していたような気がします。


なんだかんだ言って三兄弟は仲良しなので、これからも仲良くやって行って欲しいですね。


まあ、うまくいけば、スーパー兄弟くらいにはなれるかも知れません。


スーパー兄弟もなかなかアクが強いけどね。双子はまだまだキレイ売りしようとしてる気がします。もう少し突き抜けないと。舞踊ショーはもう少し遊んでもいいのでは?


個人的には浅井グループ、長谷川劇団の方が大衆演劇していて好きかも知れません。


浅井グループも少しアクが強い気がしますけど。