どうも、わたしです。

本日はいたるところでわたしの西島隆弘愛について語ってます。

で、特に大好きな作品であり、わたしの脳髄に影響を与えた映画をご紹介。

『愛のむきだし』です。にっしーだけじゃなくて、満島ひかりさんや安藤サクラさんも出演していて、地味に地味にすごい人達が見れます。そして、大概変態。違う笑

監督は『冷たい熱帯魚』なども撮られている園子温さん。彼の撮る映画はほぼ好きです。痛い。

ネタバレしますので、どうか、読んで←

 

 

 

では、始めますが、最初にもう言いたいこと。この満島ひかりちゃんが超絶可愛いくて、その後のセリフが最高にかっこいいということ。

最高の道である愛。たとえ、人間の不思議な言葉、天使の不思議な言葉を話しても愛がなければ私は鳴る銅鑼、響くシンバル。
たとえ、予言の賜物がありあらゆる神秘、あらゆる知識に通じていても愛がなければ私は何物でもない。
たとえ、全財産を貧しい人に分け与え、たとえ、称賛を受ける為に自分の身を引き渡しても愛がなければ私には何の益にもならない。

愛は寛容なもの 慈悲深いものは愛。
愛は妬まず高ぶらず誇らない見苦しい振る舞いをせず自分の利益を求めず、怒らず、人の悪事を数えたてない愛は決して滅び去ることはない。
予言の賜物なら廃りもしよう 不思議な言葉ならば止みもしよう 知識ならば無用となりもしよう。
我々が知るのは一部分、また予言するのも一部分である故に完全なものが到来するときには部分的なものは廃れさる。

私は幼い子供であった時、幼い子供のように語り幼い子供のように考え、幼い子供のように思いを巡らした。
ただ、一人前の者になった時、幼い子供のことは止めにした。
我々が今見ているのは、ぼんやりと鏡に映っているもの。

その時に見るのは顔と顔を合わせてのもの。
私が今知っているのは一部分。
その時には自分が既に完全に知られているように、私は完全に知るようになる。
だから引き続き残るのは信仰、希望、愛、この三つ。
このうち最も優れているのは、愛。

 

これ、セリフですから。コリントの信徒への手紙です。

テストもせずに本番1発で終えたと後々ひかりちゃんが言っているのを聞いて、なんてこったと思いましたよ。

あの迫力をあの瞬間に全力で出し尽くせたというのは、やっぱりすごい女優さんだなって。

この部分が、わたしの脳髄に影響を与えたシーンです。読み込んでいくと本当にすごいことを伝えてくれているんです。

愛って、すごい。そして、世間が見て聞いて泣いている愛は、本当に愛なのかわからなくなる。

でも、自分なりの愛を見つけなさいと言ってくれているようで、わたしは朦朧としてしまいました。

 

え?西島隆弘愛じゃないの?

と思った方。本当、それです←

映画の中の西島隆弘くんは健全なただの男子です。(高校生役)

簡単なあらすじ。

キリスト教に縁深いユウとヨーコは、後に親の再婚により連れ子同士の兄妹になります。ユウにとヨーコは実は初対面ではなく、ユウが女装をした時にヨーコと会い、キスをしています(罰ゲーム的なやつです)。そして、その瞬間に2人は恋に落ちてしまうけれど、ユウはヨーコにあの時キスをした人ですとは言えず、ヨーコは後々現れるコイケがキスの相手だと思いこみ崇拝していきます。

ここからすれ違いが起きて、色々発生するのですが、その前の話もしておこう。

牧師の父を持つユウは、精神的に不安定になっている父に毎日懺悔を求められます。

でも、健全な男子であるユウは懺悔と呼べるほどの悪事をしてきませんでした。そこで、悪い仲間(この仲間との罰ゲームで女装をして歩くことによって、ヨーコと出会います)と自販機強盗をしたり、ケンカをしたりします。が、それでも罪が足りないと思い、父からの愛情を懺悔している時しか感じられないユウくんが走った先は。

 

盗撮

 

はい、犯罪!でも、にっしーがやるとこんなに爽やか。

盗撮王子と呼ばれ人気を呼びます。盗撮もののアダルトビデオなどに出ますが、本番は好きな人としたいのでという理由で断固拒否。童貞を貫きます。そこで、ヨーコと不意に出会い、異性に対する恋心を覚えたユウくん。初恋です。

ヨーコは女装姿のユウくんに恋をしますが、ここで横槍、コイケの登場です。

安藤サクラさん。

この映画だとびっくらするほどエロい。これも必見。

 

この3人が軸となって物語は進んでいきますが、全員親からの愛情を満足にもらえず、何か別の形で愛の穴埋めをしようと必死なんですよ。もう、それが痛々しいしもどかしい。

コイケはある宗教団体の教祖です。そこにヨーコは信仰し、崇拝していき、もう右も左もわからない状態になります。

いわゆる、洗脳。その洗脳を解くためにユウくんは必死になりますが、なかなかうまくいきません。

これは、当然かもしれない。

宗教だけじゃなくて、例えば趣味や恋愛もそのことに夢中になっている時は誰の言葉も耳には届かないし、崇拝している相手の言葉しか心に届かない。だからこそ弱くなり、危険な状態になる。

ユウくんのセリフで他にどんな宗教を崇拝してもいいし信じ込んでもいいけど、あそこだけはやめてくれって懇願するシーンがあります。もう、苦しいよね。これが本心だと思います。でも、届かないんだよな…。

ラストは、ハッピーですよ。これだけは本当に救い。

約4時間あるこの映画。まったくだらけることなく、むしろ4時間経ったんだって驚くほどの世界です。

また、観よう。

では。

 

 

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