1970年にリリースされたマイルスデイビスのアルバム。
マイルスデイビスは30代前半ぐらいから聴き始めたかな?
とにかくマイルスさえ聴いていればジャズがわかる、と中山康樹さんが
書いていたので一枚一枚購入していったのだ。
主にディスクユニオン御茶ノ水店で、だったかな?
中山氏の言う通り、マイルスデイビスは聴いてよかった。
ハマったミュージシャンの1人になった。
それでもこのアルバムはなかなか馴染めなかったな。
格好良さを見出すまで何度聴いたことやら。
でもある時、僕の脳が解放され、震えるくらい良くなった。
この音の洪水にのまれることなく、身を任せられるようになった。
このアルバムは、ジャズであり、ダンスであり、ロックである。
全ての楽器が好き勝手に動いているようで統制が取れている。
何度聴いても飽きることがない。いつ聴いても新しいカッコ良さを発見できる。
先日、ディスクユニオン北浦和店にいた時に、BGMとしてこのアルバムが
かかり始めた。そうすると、場の雰囲気が一気に変わった。
引き締まる、というか、緊張感が走る、というか。。最高にカッコいい。
でも、このアルバムはレコードで聴いた方がいいのかもしれない。
僕の今使っているcdプレイヤーである、LINNのUnidiskはアナログ的な音を
聴かせてくれるからいいけれど、故障中の代替機だったTEACのプレイヤーでは、
音がかっちり、硬質すぎて、ただ疲れる、と言う印象だったから。
とにかくじっくりと何度も何度も聴いてみてほしいな。
このアルバムが解るとマイルスの他のアルバムも最高になってくる思う。
94点
jazzだからライヴとアルバムはべつもの。アルバムも聴いてほしいな。