1989年にリリースされたTNTの4枚目のアルバム。

 

このアルバムはリリースされた当初はそれほど高い評価ではなかった。

確かBURRN!誌でも80点代だったはず。

 

その後、時間が経過するとともにいつの間にか「北欧を代表する名盤」という

評価が定番となった。

 

僕はと言えば、TNTはこの前のアルバム「TELL  NO TALES」を聴き、

あまりにストレートでキャッチーな曲に魅力を感じていた。

一曲一曲が短く、あっという間に聴き終わるのも良かったのかも。

 

そのイメージで聴いたら、、あれ?なんか小難しくなった?

1曲目はアカペラだし、2曲目は変拍子で乗りづらいし。。

でも3曲目からはわかりやすくなってきた!ああ、やっぱりいい!

 

しかもハードロックアルバムには珍しく音が良くて爽やかだ。

 

このアルバムは、超絶ヴォーカル&超絶ギターがある意味売りになっている

かもしれない。僕も高校の時はトニーハーネルのヴォーカルすごいなー、

ロニールテクロのギターってインギーよりも速いって本当かな!?

みたいな関心もあった。

 

でも改めて聴いてみると、これは、70年代の実験的だった時のQUEENに

似た雰囲気。もっと一般受けするヴォーカルだったらもっと売れていたかも、

と思わせる。

 

要は、TN Tの魅力は曲だ、ということ。

一曲一曲の表情は異なるのに、何故かアルバムとしては統一されていて、

それも魅力的。

アルバムジャケットの荘厳なイメージがそうさせているのかな。。

 

92点

 

初めて聴いた時は、これTNT?って思ったアルバム2局目の曲。

今ではお気に入り。

しっかりトニーのヴォーカルは絶好調だ。これを生で聴いたら

驚いただろうなぁ。