2003年にリリースした4枚目のアルバム。
メロディックデスメタルの元祖と言われているアルバムは、1993年の
カーカスのハートワーク。当時相当話題になっていたから僕も買った。
だけど、僕にはデス声の必然性が見出せず、何回も聴いたものの、
好きにはなれなかった。(大学同期のY崎くんは「不幸になる感じが
最高!」と言って聴いていたけど・・・)
それからデスメタルにはいくら評判が良くても手を出さないでいた。
このバンド、チルドレン・オブ・ボドム(チルボド)についても、評判が
高いのは知っていたけど、聴こうと思っていなかった。
しかし、いつものディスクユニオン北浦和店でHR/HMコーナーを
チェックした時、手ごろな値段だったからだろうか、このアルバムに
なぜか手が伸びて購入してしまった。
今までの僕のデスメタルの印象は、マイナー、音が良くない、暗い。
そんな感じだけれど、このアルバムは全く違った。
デスメタルでありつつ、圧倒的なメジャー感。
速く、攻撃的な曲を好む人なら誰もが1曲目のNEEDLED 24/7は
格好いい!!と思うに違いない。
そして、デス声。この音楽でのデス声には必然性がある。
この声だからこそ、獰猛性も増幅されている。
聴きやすいのは、キーボードが曲にカラフルさを注入している
だろうか。なんかデスにキーボードはマッチするイメージはないけれど、
このバンドにとっては最高の結果になっているし、大きな特徴にも
なっていると思う。
デスメタルと言ってもここまで聴きやすいと一般受けする。
何も考えず、ロック好きならこの格好良さに身を委ねて、頭を
振り、適当な歌詞をデス声で歌って欲しい。
92点。
名曲の1.NEEDLED 24/7。ライブだとファンの熱狂ぶりが良く
わかる。こうして聴くと、デス声じゃなく、普通に歌っているようにも
聴こえるな。。
キーボードが効果的な、6.TRIPLE CORPE HAMMERBLOW。
ライブ映像がないのが残念。。