焚火が焚かれ、太鼓の音が鳴り響き、そこで舞われる神楽!

子供の頃の楽しみのひとつに「備中神楽」がありました。私が生れた地域では、秋になると公会堂の広場に畳を敷いた特設舞台が設置され太鼓の音が鳴り響きます。そろそろ寒くなる頃なので、焚火にあたりながら見る神楽は、幻想的であり、とても楽しいものでした。

 

日本には八百万の神がいらっしゃる!

私が生れた岡山県高梁市は備中地区に属しており、いわゆる出雲文化圏に近いため、神楽を通じて神話の世界が身近にありました。日本人の原点でもある自然を崇拝するという考えで、木や水や石や、様々なものには神が宿っており、それを大切にするという考え方です。神は時に優しく、時に厳しいので、畏敬の念を持ち、そして清め崇めるという事が大切な訳です。
 

日常の会話に神様の名前が出てきます!

 

岩戸に隠れてしまうと、一瞬で全てが闇に包まれ漆黒の闇になってしまう、天照大神、太陽を司るとても大切な神様で、このアマテラスオオミカミ様を味方につけると晴れ女と呼ばれます。(^^)/。国譲りで出雲大社にまつられる事になった大国主の命(だいこくさま)、福の神として、もちを投げてくれるのが楽しみだった神様です。このだいこさまを舞えるのは、神楽社のトップだけという事も最近知りました。釣りが好きで、鮫に片足を食べられたという理由で、片足で鯛を釣る舞の事代主の命(えびすさん)。後半の主役はスサノオの命の大蛇退治。ヤマタノオロチに食べられそうになるクシナダ姫を救うため、まつのおさんにお酒を造ってもらい、それを大蛇に飲ませて、不意をついて退治する。何度も何度も見ているのに、毎回新鮮なのが神楽なんです。

神事として神楽から観光神楽を立ち上げよう!

現在、高梁市には常設で神楽を見られるところがないのが実情ですが、芝居見物、歌舞伎見物がすたれないように、神楽見物もあって良いのではないかと思うんです。神事としての神楽は、2時間以上と長いので、観光神楽としては厳しいので、開設を加えて、歌舞伎のように幕間を作り、お弁当を食べる時間を作ったりしながら、神楽見物が出来たらと考えています。

数社ある、神楽社を交互に見るもよし、同じ演目を神楽社で変わる変わる演じるも良し、神楽をエンタメ化して、町おこしになればいいなと思って、「神楽NIGHT」を真剣に考えている今日頃ごろで、

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