ジョホールバルに住んでいた事がある方ならみんな、感慨深いシーンです。

現地の土屋芳子さんからの投稿をシェアさせて頂きます。
 


タッチの差でシンガポールから帰れなくなるところでした!


ジョホールバルに住んでいた時の事、私が最後にシンガポールに行ったのは、2020年3月14日の事でした。何故行ったかというと、実はEP(エンプロイメントビザ、つまり就労ビザ)の更新をすっかり失念していて、気づいた時は、10日ほど経過していたんです。エージェントに相談すると、それでは、一度「特別通行ビザ」を申請します」ので、その有効期限が1ヶ月、その間にシンガポールに出国して、再度、マレーシアに入国し、90日の滞在スタンプをもらって来る事。その滞在スタンプの期限内に、一度、日本に戻って、日本のマレーシア大使館でビザの更新手続きをして、そこで、EPの手続きをしてマレーシアに戻ってくること。

 

シンガポールに行ったのが、3月14日、ジョホールに戻ったのが15日。そして、ロックダウンの発表が16日で、施行が18日。

冷や汗ものでした~!ロックダウンされていたら、ジョホールの家に戻る事も出来ず、こたろうにも会う事も出来ず、荷物もそのままに、シンガポールに滞在し続けなければいけないところでした。今、考えても、「ラッキー」だったとしか思えません。それから長い、長い、シンガポールとジョホールバルとの国交封鎖が続いたのです。

毎日50万人以上が行きかうCauseway.

渋滞が名物になるほど、朝は、ジョホールバル側からシンガポールに働きに行く人が通勤、夕方は、勤務を終えてシンガポールからジョホールバルに戻るワーカーの人達で大渋滞。週末は、ジョホールバルで週末を過ごすシンガポール人で大渋滞。物価の差、為替の差が、たった1キロほどの橋の向こうとこっちで繰り広げられていました。その動きの全てが止まってしまっていたんです。

コロナのロックダウンで日本への帰国を決心

解決までにそれほど時間はかからないのではないかと甘い考えていたら、とんでもなく長い事になり、海外にいても家の外に出られないなら、日本に帰ろうと思って、一時帰国と思って帰国したものの、ロックダウンが緩む気配もなく、でも、ジョホールバルに残したわんこが心配で3ヶ月毎の2週間隔離を覚悟で、3回ほど帰国していましたが、これは、もう厳しいと判断し、わんこの帰国準備を整えて、2021年の秋についに本帰国をすることになりました。

シンガポールとジョホールバルの新しい交流に乾杯です!