まゆみさんとの挨拶は「ALOHA～」
坂本竜馬が海外に行けなかったので、その代わりに私が行こう！
なかなか言えないセリフですが、まゆみさんの口からはすっと出るんですよね。
まゆみさんは、1982年に初めてハワイに行かれているので、それから考えるともう40数年もハワイ在住なのですが、途中で日本に少し帰っていらっしゃるので、それでも、30数年以上はハワイに住んでいらっしゃいます。
ハワイに行って何か困った事があったら、是非、まゆみさんを訪ねて下さい。超、頼りになるハワイの肝っ玉母さんです。
Youはどうして海外に？
理由は三つあるとの事。
一つ目は、高校の時にこれからは英語の時代が来ると思った事。二つ目は、留学をどこかでしてみたいという気持ちがあった事。海外を除いてみたいという気持ちですね。そして、三つ目は、高校と時に、「竜馬が行く」を読んで、彼の夢が海外に行く事だったのに、亡くなってしまって、坂本竜馬の代わりに私が行こうと思いました。(^^♪
まゆみさんは、屋久島生まれで、鹿児島で育ち、中学三年からは福岡過ごしたそうで、出身地を聞かれると「福岡」と答えているそうです。
まずは、海外に行くための費用をためるという堅実さ！
既に高校在学中に海外に行く事を決めていたまゆみさんは、高校卒業して海外に行くための費用を120万貯めようと考えて、まずは銀行で働いたそうです。3年で目標の120万が溜まったタイミングで、目標を達成したので、さあ海外だ！というフットワークです。
どうしてハワイを選んだのか？
1980年代の頃は、インターネットがこれほど発達しておらず、なかなか海外の大学の情報はとりずらかったと思いますが、その中で、まゆみさんの選択は、海外の大学で、きちんと卒業できそうなのはどこか？というポイントだったそうで、資金や期間的に考えたところ、それがハワイだったそうです。
ハワイの大学は学業の傍ら、働く事が出来たので、自分で稼いで大学を卒業できるだろうと考えました。しっかりものの、まゆみさんらしい判断です。
大学の近くに、ポリネシア文化センターがあって、留学生でも働けるプログラムがありました。しかし、大学を卒業してしまうと、働く資格がなくなってしまって、やむなく、一度、日本に戻りました。
再度ハワイに戻れたのは、なーんとグリーンカードに当たったからです！
日本に戻ったまゆみさんは、もちろん海外に行く事を諦めてなどいなくて、働く会社も航空会社を選択。すると、な～んと！グリーンカード当選の通知が届くのです。グリーンカードって当選倍率高いんじゃないですか？この質問の答えが最高で、「当たるとしか思っていなかったんですよ」
もう、この無邪気さが凄いのがグローバル女子の特徴でもあります。
女性で海外で会社を起業するのが大変だと思った時に、日本に帰ろうとスーツケースを出した時はありますが、ほんとうはハワイが好きで、ずっとここに住みたいと思っている事に気づき、困難も乗り越えることが出来ました。
現在は、リボンプロジェクト代表として、通訳、翻訳、教育コーディネーションの傍ら、日本とハワイの文化交流活動にも尽力されています。
明るくて、頼れて、志が高いまゆみさんは、もう竜馬の代わりにじゃなくて、自分の歴史をハワイに刻んでこられたんだなと私は思います。
この記事は、2020年GWAのユーチューブインタービューの内容をベースに書き起こしたものです。