毎年この時期は、大きな模造紙にトーナメント表を書いているキスノです。





だから我が家の居間の大きなテーブルは、秋になるとその作業の為に一度すっきりします。





このテーブルはたいてい、いるかいらないかわからないダイレクトメールやら歌詞カードやら芝居・落語会・ライブのチラシなどが散乱しているのですが、バックギャモンフェスティバルの直前は、それらがまず一掃されます。この瞬間すごく気持ちがいい!でも作業が終わり次第、あっと言う間にまた雑然としてしまいます。





他のスタッルも準備に追われているこの時期ですが、私はバックギャモンと関係のない事をちょっと書きます。









最近我が家で矢沢永吉が話題になっています。





バックギャモン界で「YAZAWA」と言えば間違いなく矢澤広伸さんですが、最近還暦を迎えて「ROCK'N'ROLL」というタイトルのアルバムを出したあの矢沢永吉のことです。





このタイトルの直球ぶりはどうでしょう。彼以外には誰にも許されないようなタイトルですよね。





私は彼の曲と言えば1978年の「時間よ止まれ」くらいしか知りません。





ただ最近彼の特集番組を見て、この人はすごい!と思いました。彼の歌にはその純粋すぎる魂が宿っています。





矢沢クラスの大物になると、たいていの人は「説教くさく」なります。ファンでない限りうっとおしくて、ライブに行く気も映像を見る気もしません。





私が観たその番組では、ステージ映像の合間に、悩める20代の若者からの質問を矢沢が受ける、という企画をやっていました。





「私はキャバ嬢をやっているのですが、自分のやりたい事が見つからなくて」なんて言う女の子に矢沢が答えるのです。





ステージの矢沢は、まるで「かっこ良さ」が服を着ているようですが





私はその質問にまっすぐに自分の意見を述べている矢沢が、ものすごく「かっこいい」と感じました。





彼の意見は全く「説教くささ」がないのです。





私の大っ嫌いなあの大物シンガーがこの質問に答えたら・・・と想像してみました。きっと吐き気がするくらい暑苦しいことを言うんだろうなぁ。あぁ、いやだいやだ!







彼の魂は本当にまっすぐなんですね。





歌や楽器がうまかろうが、へただろうが、魂がまっすぐ伝わって来る音楽に、私達は感動します。魂がないのに、または魂を伝えようとしてないのに、小手先で器用にギターを弾いたり、口先だけで歌っている人の音楽とは、金輪際かかわりたくないと思います。





そんな偉そうな事を言うけど、お前はどうなんだと、ふと自分に問いかけてみると・・・私はちゃんと魂を伝えようとしているのか?とにかく笑いが取れればいいと思っていないか?





ああ、これからステージに立つ時は、それを確認していかなくては。









そんな事を書いている内に、これは何も音楽やお笑いに限った事ではないと思いつきました。





今回のバックギャモンフェスティバル、私は主に初めていらした方への対応を担当します。この第一印象、すごく大事!





私はきっと他のいろんな事が気になって、その初めて来た人にきちんと向き合わない恐れがあります。





ルールの説明や、サンプルゲームをする時は、周りがどんなに気になってもその人だけに気持ちを集中することにしましょう。そして私がどんなにバックギャモン好きかがその人に伝わればしめたものです。





「この人が世界チャンピオンを目指しますように」とか非現実的な希望は、間違っても持たないようにします。いやぁ34年前の私は、そのくらいの事思ってた暑苦しいヤツでしたから。









おお、今日は矢沢永吉の事を書こうと思って始めましたが、無事に大会に結びついたようです。めでたしめでたし。





では当日、魂を込めた笑顔で、初心者にまっすぐ向き合っている私を、見に来て下さいね。